古代ローマ時代の詩人
ホラティウスの名言。全57個。
悪徳からの逃避は美徳の始まり。
1
貪欲な者は常に欠乏する。
何ごとにも節度を守れ。何ごとにも中央があり、その線が適切のしるしなのだから。こちら側でもあちら側でもまちがいが起こる。
2
未来がどうなるか、あれこれと詮索するのをやめよ。そして、時がもたらすものが何であれ、贈り物として受けよ。
愛と笑いのないところには、楽しみもないはずだ。愛と笑いの中に生きよ。
3
怒りは一時の狂気である。だからこの感情をおさえなければ、怒りが諸君をとっておさえることになる。
目標のある人は実力以上の力を発揮する。目標のない人は自分の実力さえ満足に発揮することはないだろう。
思い切って始めれば、すでになかば仕上がったも同然だ。何をぐずぐずするか?ただちに取りかかれ!
すべての悲運の中においても、最も大いなる不幸は、昔幸福なりしことなり。
誰もが自分の選んだ運命や偶然与えられた運命に満足せず、他の道を歩んだ人々を羨むのはどういうわけだろう。
0
お前の分別に一粒の愚かさを混ぜておきたまえ。時をみて馬鹿なことをするのもよいことだ。
正しく生活すべき時期を先延ばしする人は、川の流れが止まるのを待つようなものだ。川は永遠に淡々と流れていく。
悪を避けることがすでに善であり、愚かしさからのがれることが、英知の第1段階である。
あきらめてしまうと、癒しようのない不幸も和らげる。
なぜ人を笑う?名前を置き換えたらお前のことではないか。
現在を享楽せよ。明日のことはあまり信ずるなかれ。
隣人の家が火事のとき、汝自身の財産が危険にさらされる。
あなたの心を乱さないためにも人生は険しいものと覚えておいてください。
どんな助言をするにせよ。短くすることです。
苦しみとは人生の教師である経験の別の呼び名です。
人生の最大の教訓は愚か者が常に間違っているわけではないと知ることです。
教訓は、人が持って生まれた真価に磨きをかける。
幸いなるかな、独りありて、今日をわがものぞと言いうる人は。心安らかに、かく言いうる人は。
いと些細な者に打ち砕かれ、はた高められる、称讃に飢えたる者の心は。
乱世はすべてを惨めにす。祖父母より悪しき両親の時代が両親より劣れるわれらを生み、やがて、われらはわれらよりふしだらな子どもを生まん。
賢者となりて憤怒するよりも、瘋癲痴愚を装うがよし。
苦しみによりてもたらさるる愉しみには害あり。
人間を四六時中、脅威にさらす危険には人間はさして注意せず。
己自身を信頼するものは群集を指導し、かつ支配す。
生まれながらに欠点のない人間などいない。最上なのは、欠点が少ない人間だ。
毎日自分に言い聞かせなさい。今日が人生最後の日だと。あるとは期待していなかった時間が驚きとして訪れるでしょう。
酔いは万能だ。秘密を開き、希望を深め、無精者を戦場へ促し、気苦労を取り除き、新しい技術を教える。
人生は人間に、大いなる苦労なしには、何も与えぬ。
一度言った事は二度と取り消すことはできません。
一歩を踏み出せばもう半分は成し遂げたと同じです。
同時に2つの事をすることは誰にもできず両方うまくいかなくなります。
人生は勤勉な者にのみ与える。
自分の尺度でわが身を測り、自分の足に見合った履物をはく。
何事にも驚かないことが、幸福を生み出して持ち続ける唯一の手段である。
時々精神の羽を伸ばすことは心地良い。
もし私に涙を流させたければ、まず君自身が苦痛を感じることだ。
遅かれ早かれ人間は皆死ぬのだ。ならば強敵に立ち向かって死ぬ方がいい。死んだ祖先や神々の神殿のために。
金は奴隷となるか、さもなくば主人とならん。
知識はすばらしい著作の基礎であり、源泉である。
分別の心に、わずかな愚かしさを交ぜよ。時をえて理性を失うのは、いいものだ。
努めて簡潔さを求めると、曖昧になる。洗練を狙うと、力強さと気迫が失われる。荘重さを表に掲げると、誇張に陥る。
とりあえずは金を儲けること。徳は金の後。
最初よければ、半ば成れり。
現在を享楽せよ。明日をあてにしてはいけない。
どの視点から見ても美しいものなんてありません。
何者が自由なりや?それは自己を節制しうる賢者なり。
放たれたことばは再び還らず。
絵画は言葉を持たぬ詩である。
自信を持つ者が人を導く。
汝の力に余る重荷を汝の肩に載せるな。
人生の大部分の問題は期待によって起きる。
逆運に勇ましき胸を向けよ。