デカルト
1
難問は分割せよ。
0
自分自身の思考を除いて、我々の中で絶対的な力など存在しない。
2
わたしたちの意見が分かれるのは、ある人が他人よりも理性があるということによるのではなく、ただ、わたしたちが思考を異なる道筋で導き、同一のことを考察していないことから生じる。
自分を判断する場合、いつも、自惚れるより疑心を抱く。
真理を探究するのであれば、人生において一度は、あらゆる物事をできる限り深く疑ってみる必要がある。
いたるところで目の前に現れる事柄について反省を加え、そこから何らかの利点を引き出すことだ。
ギリシアの画家アペレスは、自分の絵の後ろに隠れて人々の率直な批判をきき、腕を磨いたという。自己教育の手段である。
3
世界ではなく、自分自身を征服せよ。
自然の理性だけをまったく純粋に働かせる人たちのほうが、古い書物だけしか信じない人よりも、いっそう正しく私の意見を判断してくれるだろう。
あらゆるものは自明である。
懐疑とは方法である。
人の考えを本当に理解するには、彼らの言葉ではなく、彼らの行動に注意を払え。
4
経験というものは、人が知識において進めば進むほど、それの必要を感じさせるものである。
この世にあるもので、最も公平に分配されているのが良識である。
人間の誤りの主な原因は、幼少期に身に付いた偏見である。
最高の学問とは何か。それは世間という膨大な量の書物から学ぶことである。
決断ができない人間は、欲望が大きすぎるか、悟性が足りないのだ。
もしあなたがほんとうに真理を探究するなら、いちどは自分の人生におけるすべてのものを可能な限り疑わなければならない。
賛成の数が多いからと言って、何一つ価値のある証拠にはならない。
疑いは知のはじまりである。
デカルトのすべての名言