松井道夫の名言
松井証券社長
松井道夫の名言。全165個。
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私はこんなに努力しています。一生懸命働いています。というのは本人の勝手な思い込みです。肝心なのは働いた結果として、どれだけ商売ができたのかということです。
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死後、評価される画家が多いように、成功した経営者の多くは、当初、周囲の理解を得られなかった。理屈で解釈できる経営に成功はない。論理で割り切れないところにチャンスがある。
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当たり前の話ですが、利益を増やすのが会社の目的です。そして利益を一番大きくするには、時代に合ったことをやることだと考えています。
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誰も彼も、なぜこうも「できない理由」を一所懸命に探し、それを自分に言い聞かせているのか?それで一体どうなるというのだろうか?
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一番大切なのは「個」だ。主体的な「個」である。感性や美意識をベースにして仕事をしなくてはいけない。主体的に生きる人間だけが社会からスポイルされない。従属した「個」に明日はない。
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押せばいいのか、引けばいいのか、という判断には、その時点では確信が持てない。重要な案件ほど先にならなければ、結果が見えてこないものだ。わからないからこそ、リーダーの思い込みしかないと、私は考えている。
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だれが解いても同じ答えが出る、数学などとは違い、ある状況のもとで、会社や人間がとるべき行動は、ひとつではない。いくら正しい論理を繰り広げてみても、視点を変えれば別の答えが導き出せる。
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私は社内の会議にはほとんど出ませんが、広告に関するものは別です。当社には営業というものがないので、広告のコピーを考えるのはひとつの営業行為です。これは社長の自分が考えるのが一番だと思うからです。
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ありがたかったのは、義父は僕がやることに一切口を出さなかったこと。自分が築いてきたものを少しでも壊したら、普通は文句の1つも言うと思いますが、不思議なほど押し付けは一切なかった。
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ネット証券ビジネスを立ち上げ、業界に革新をもたらしました。しかし、10年以上経った現在、過当競争でビジネスモデルが陳腐化したため、創造的破壊により新しい事業概念を確立します。
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息抜きで絵は描けません。いつもキャンバスの前で頭をかきむしっています。絵を描くのはストレスの溜まる行為。でも、だからこそおもしろい。
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会社勤めには向いていない性格だと、いまでも思います。よく言えば他人に影響されない。悪く言えば唯我独尊。やっぱり画家的なんですよ。
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会社はでかけりゃいいってもんじゃないだろうと思います。単位当たりで大きいほうがいい。そういう会社のほうが、自分も含めてそこで働いている一人一人の価値が高くなるからです。
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決断する立場に置かれて初めて、人は物事を苦しんで考えるのです。非常に平凡な言い方をすると、苦しんだことのない人間は、やっぱりダメです。
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利益を出してこその会社です。価格を上げられない、利益の出ない競争はやっても意味がない。もっと質の良い競争を自分はやりたい。
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これからの時代で成功するにはもっと若い人が何を考えて、どういう価値基準で行動しているかを物差しにしていかないといけない。
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新しい需要を掘り起こすには、新たな事業概念を確立することに尽きます。それが達成できれば、業界の覇者になることが可能でしょう。
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自ら立ち上げたインターネット証券というビジネスモデルをぶち壊す。ビジネスモデルの創造者だけがビジネスモデルを破壊できる。
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結局責任を唯一とれるリーダーが決断して実行させるしかない。責任をとれない者を社長とは呼びませんし、そういう者が決断なんて出来るはずもない。
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「人の行く裏に道あり花の山」という相場の格言がありますが、これは経営にも当てはまります。他人と同じことをやっていたら、たいした利益は上がらないんです。
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インターネットというのは、単なるツールの転換ではありません。コンセプトの変革です。インターネットは電話の代わりではなく、営業マンの代わりなのです。
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デジタルが進化すればするほど、実はアナログというか、人間が本来持っている感性や感情から成り立つ、主体的な「個」が重要になってくるのだ。
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歳を取っていても若くても、バカなことを言うヤツはいる。長幼の序は社会的動物として、一応は認めたうえで、それが絶対ではないという、共通認識を持っていればいい。
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松井証券は取引のない土日を利用して、システムのメンテナンスをしょっちゅうやっています。迷惑を重々承知のうえでね。お客様には迷惑がかかるけど、突然ドカンとシステムダウンするよりはいいでしょう。
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直感も大事です。そして、自分が下した決断にあまり固執しないことです。その意味では、朝令暮改はとても大切です。直感で決めたら、間違えることもある。間違えたら素直に改めればいいのです。
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規模だけが生き残りを左右するという単純な図式ではない。大手になれば、数千数万規模の従業員を抱えた大組織ですから、変化に対応することは至難の業です。
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会社と顧客は信用市場で、同じように、リスクを負っている。掛け目0とは、そのリスクをすべて顧客に押し付けたことを意味している。業界では非常識すぎて話にならない。
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私は日本がもう終わりだとは思っていません。一番のカギを握るのは若者ですよ。これまでの歴史の中で年寄りが歴史を変えたなんて話、聞いたことがない。世の中に変化をもたらすのはいつの時代も若者です。
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イノベーションにより企業は爆発的に発展します。商売の本質とはイノベーションを日々の商売の中で探し求め、実行することだと思っています。私はそれをこれからもやりたい。
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マイナスといわれているものをプラスに転じる発想をする。それくらいおめでたくないと経営者は務まらないですね。経営は絵と同じです。万人がいいとほめる絵なんて、たぶんつまらない絵です。
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この先の時代がどう動くかは誰も教えてくれない。社会が直面している問題は何か、企業としてどう動くべきなのかを考える、つまり「時代を読むこと」が、経営者としての私の仕事。
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大手と同じ土俵で勝負するつもりは全くありません。企業によって、規模や事業内容、販売チャネルが大きく異なるのですから、自社の強みを生かすことに専心すべきでしょう。
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自らも含めて成功という商売の醍醐味を会社の仲間たち全員に味わわせてやれるのがリーダーの生き甲斐。じゃなかったら社長なんてアホ臭くてやってられません。
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本を読むときは、書かれていることをそのまま受け取るのでなく、「つまり○○ということ」といった具合に、必ず自分流に解釈することを心がけています。
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今ある不要なものを否定し排除してこそイノベーションは生まれます。不安と同居した強烈な危機感こそイノベーションを生む原動力になるのです。
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実質もう四半世紀も社長をやっていますが、まだまだひよっ子だなと思っています。成功など数えるほどしかなく、無数の失敗をしていますからね。
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イノベーションというものは始めてすぐに成功するという類のものではない。インターネット取引だって、始めてから2~3年は大したことはなかった。
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性急に答えを出そうとしないのが鉄則。考え続けていると、ふとした拍子に閃きが訪れる。その瞬間を忍耐強く待つようにしています。