ブッダ
5
聖典の言葉をいくらたくさん語っていても、それを実践しなければ怠け者である。それは例えば、牛飼いが他人の牛を勘定しているようなものだ。そういう者は修行者とはいえない。
2
目的が達成されるまで、人は努めなければならぬ。自分の立てた目的がそのとおりに実現されるのを見よ。
4
為すべきことであるならば、それを為すべきである。それを断乎として実行せよ。
この世においては、怨むことがない。怨みを捨ててこそ息む。これは永遠の真理である。
0
みずからを拠り所とせよ、他を拠り所としてはならない。
過去は追ってはならない、未来は待ってはならない。ただ現在の一瞬だけを、強く生きねばならない。
以前には怠りなまけていた人でも、のちに怠りなまけることが無いなら、その人はこの世の中を照らす。あたかも雲を離れた月のように。
3
愚かな人は常に名誉と利益とに苦しむ。上席を得たい、権利を得たい、利益を得たいと、常にこの欲のために苦しむ。
6
たとえためになることを数多く語るにしても、それを実行しないならば、その人は怠っているのである。
忍耐は煩悩の炎を焼き尽くす最高の力である。
1
戦いにおいて、一人が千人に打ち勝つこともある。しかし、自己に打ち勝つ者こそ、最も偉大な勝利者である。
旅に出て、もしも自分よりすぐれた者か、または自分にひとしい者にであわなかったら、むしろきっぱりと独りで行け。愚かな者を道連れにしてはならぬ。
最大の名誉は決して倒れない事ではない。倒れるたびに起き上がる事である。
人は「私はこういう人間だ」と自分で考えるその通りのものになります。それと異なったものになることはない。
頭髪が白くなったからとて、尊敬できる長老ではない。ただのむなしい老いぼれである。真理あり、他者の害にならず、自ら清め、慈しみあって、そうしてはじめて、彼は心の垢を取り除いた賢者となり、年長者として尊敬される。
壮大な岩が風にまったく揺るがないように賢者は、非難と称賛に動じない。
思いわずらうな。なるようにしかならんから、今をせつに生きよ。
8
正しい教えを知らないで百年生きるよりも、正しい教えを聞いて一日生きる方がはるかにすぐれている。
沈黙している者も非難され、多く語る者も非難され、少し語る者も非難される。つまり、世に非難されない者はいない。
もし、清らかな心で生きている人がいたとしたら幸福はその人の後についていく。
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