孔子
0
人至って賢くなれば友なし。
優れている、正しいことをしているからといって、何事もいき過ぎてしまうとかえってよくない結果になってしまう。
[訳]朝に人としての大切な道を知ることができれば、その晩に死んでも心残りはないということ。
一もってこれを貫く。
貌をもって人を取る。
人の本性はみなほとんど同じである。違いが生じるのはそれぞれの習慣によってである。
3
故きを温ねて新しきを知れば以って師たるべし。
1
自分の知っていることは何か、知らないことは何か、その区別をはっきりさせることが「知る」ということなのである。
2
[訳]自分が目的を達成しよう思うときは、まず人を助けてその人の目的を遂げさせてやる。仁者は事を行うのに自他の区別をしないということ。
敬意がなくて、どうして、犬と親を区別できよう。
鼠を見るに皮あり、人にしてしかも儀無し。
温故知新。
周りの人間と上手くやっていくけれども、流されることはない。
4
自分自身に対する誠実さと他人に対する優しさ、すべてはこの二つに包括される。
[訳]良薬は、苦くて飲みにくいが病気には効く。よい忠告は、聞くのはつらいが反省し行いを正せば、自分のためになるということ。
その身が正しければ、法に拠らなくても人は従い、その身が正しくないと、令に拠っても人は従わない。
子曰く、仁に当っては師に譲らず。
下問を恥じず。
大衆が憎んでいる人も必ず自分の頭で考察を加えて判断し、大衆から人気がある人も必ず自分の頭で考察を加えて判断する。
[訳]徳のある人は孤立することがなく、よき協力者が必ず現れるということ。
孔子のすべての名言