孔子
2
巧言令色鮮し仁。
0
罪疑わしきは軽くし、功の疑わしきは重くす。
知者は惑わず。仁者は憂えず。勇者は懼。
人の生まれ持った天性は似たり寄ったりで、それほど違いはないが、その後の習慣や教養が身についたかどうかで、大きな隔たりができてしまう。
学びて時にこれを習う、亦あり、遠方より来たる、亦た楽しからずや。
1
君子は立派な学徳を備えていも、それを表面に表すようなことはしない。だから、ちょっと見には愚か者のように見えるものだ。
信無くんば立たず。
温にして厲にして安し。
君子は言をもって人を挙げず、人をもって言を廃せず。
人は長期的な観点に立たなければならない。そうすれば、非を非とする勇気、小事を我慢する勇気がわく。
[訳]知らないことを知らないと自覚する。それが本当の知るということ。
[訳]言葉巧みで、表情を取り繕っているものに、誠実な人間はほとんどいないということ。
十人が十人とも悪く言う奴、これは善人であろうはずがない。だからといって十人が十人ともよくいう奴、これも善人とは違う。真の善人とは、十人のうち五人がけなし、五人がほめる人物である。
富貴は浮雲のごとし。
一を以て之を貫く。
性近し、習い相遠し。
刑は刑無きに期す。
己れ。
古いことを調べ尋ねて、そこから新しい発見を得られれば、必ず他人に学ばせることができよう。
3
[訳]学んでも考えなければ、はっきり理解した状態にならない。また、考えるだけで学ぶことがなければ、独断に陥り危険であるということ。
孔子のすべての名言