僕がおすすめするのは、古典の名著を多く読むこと。古典には、人類にとって普遍の悩みや葛藤が描かれています。登場人物の心の動きを追体験しておくことで、実際に同じような場面に出会ったときにも、免疫力がついている。人間関係に対する強さが磨かれるはず。
佐藤優
佐藤優のその他の名言
-
数学力がとても大事。数学の力が磨かれると、論理力が磨かれる。物事の優先順位やカラクリを見極めることが容易になる。これは仕事の能力に直結する。
-
ケンカする際に大事なのは嘘をつかないこと。嘘をついたことが明らかになると、一気に不利になります。外交の世界では嘘をつかない範囲で相手の話をけむに巻く、ごまかしたりするテクニックが用いられます。
-
人間、仕事ができるようになってくると、それまで見えなかった世界が見えてくる。人から感謝されたり、頼られたりすること、それがモチベーションになることもある。
-
時間の使い方、とくに「ペース配分」が大事。ずっとオンのまま、全速力で頑張っていたら続かない。どこかでエネルギーを蓄える時間を作らないと。
-
40代こそメンターが必要。40歳というのはちょうど折り返し地点。様々な転機が訪れる時期。そんなときに身近にお手本になる人物がいるのといないのとでは大きな違いがある。
-
政治的に敵であると認識することと、相手を憎み断罪するということは、まったく別の話だ。外交の世界では、国家間の利害が敵対しているときにこそ、外交交渉に従事する外交官の人間的信頼関係が重要になる。
-
いまの30代、40代は、ある意味、賢く現実的で無茶をしない。でもそれだけに、自分の力はこんなものと過小評価している人が意外と多い。一度、等身大の自分を見つめ直してみることで、きっと変わってくるはず。
-
拘置所では、物事はわかりやすくやらなければいけないと決めていました。悪いことをしていないと思うのだったら、最後まで争うと。とにかく、わかりやすくやることが、次の人生のやり直しのためには絶対必要だと。