この先は国も会社も、社会も頼れない。自分と家族の生活とその行く末は、自分たちで考え、守らなければならない。経済力、仕事の能力も含めた自分の力がいかほどのものか、妻に子に老親に、自分が何をしてやれるのか、逆に何をしてやれないのかを冷静に見る徹底したリアリズムが必要となるのです。
佐藤優
佐藤優のその他の名言
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徹底的に働く。これは自分自身がある程度のレベルに達するまでは、やっぱり必要なことだと思う。「鉄は熱いうちに打て」という言葉がありますが、昔は若いうちに徹底的に鍛えるという風潮があった。
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教育にお金をかけられないなら、社会に出て確実に生かせる知識と、その知識を使いこなす術が身につくよう仕向けることが大切です。
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デジタルツールは物理的な限界がなく情報を貯め込めるが、後で使わない情報をとっておいても意味はない。自分が消化できる情報容量を考えたうえで、入れる情報の取捨選択をしよう。
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人生は学びの連続。とくにいまの時代は目先の忙しさに追われて、インプットする時間がなくなってしまいがち。意識的にインプットに取り組む必要がある。
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忙しいときこそ、フッと肩の力を抜いて、ちょっとだけ、他の人生の可能性をシミュレーションしてみてください。意外な人生のヒントが見つかるかもしれません。
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小説を読んでいる人といない人では、人間の幅が違ってくる気がする。様々な代理経験ができるという意味で、小説ほど有効なものはない。
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政治の基本的なゲームのルールは、味方と敵を峻別することにある。これは、内政や外交、また会社や役所の内部で行われる権力闘争のすべてにおいて適用される、基本中の基本だ。
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勉強していくと何が変わるか。知識の量が増えるのはもちろんですが、それとともに興味の対象が変わり、楽しいと思えることが変わってきます。自分のつきつめる分野を、もっともっと勉強したくなるのです。
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「人生、守りに入ったら終わりだ」と言われますけど、僕に言わせれば、「守り」ほど大切なことはないと思う。とくに家族のある40代ならなおさら。
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いまの30代、40代は、ある意味、賢く現実的で無茶をしない。でもそれだけに、自分の力はこんなものと過小評価している人が意外と多い。一度、等身大の自分を見つめ直してみることで、きっと変わってくるはず。