ゲーテ
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人間の最大の罪は不機嫌である。
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理解していないものは、所有しているとは言えない。
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どんな地位であっても、実行、あるいは忍耐によって貴くし得ないような地位はない。
実際の道徳の世界は、大半が悪意と嫉妬から成り立っている。
忘恩は一種の弱点である。有能な人で忘恩だったというのを、私はまだ見たことがない。
情熱は欠陥であるか美徳であるか、そのいずれかだ。ただどちらにしても度を越しているだけだ。大きな情熱は望みのない病気だ。それを癒しうるはずのものが、かえってそれをすこぶる危険にする。
人生に成功する秘訣は、自分が好む仕事をすることではなく、自分のやっている仕事を好きになることである。
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30分ぐらいでは何もできないと考えているより、世の中の一番つまらぬことでもする方が優っている。
癖というものは抜けないものだ。おまえの特性の方を伸ばせばいいのだ。
僕はどうやらこの世における一個の旅人に過ぎないようだ。君たちとてそれ以上のものだろうか?
小さい夢は見るな。それには人の心を動かす力がないからだ。
その夢を失くして、生きてゆけるかどうかで考えなさい。
大切なことを、つまらぬものの犠牲にしてはならぬ。
人生は、愚者には困難に見えるとき賢者には容易に見え、愚者に容易に見えるとき賢者には困難に見える。
天国に一人でいたら、これより大きな苦痛はあるまい。
人は少ししか知らぬ場合にのみ、知っているなどと言えるのです。多く知るにつれ、次第に疑いが生じて来るものです。
思案なんぞいっさいやめにして、一緒に世間へまっしぐらに飛び出しましょう。あえて言いますが、瞑想なんかする奴は、悪魔に取りつかれ枯れた草原の上をグルグルひきまわされる動物みたいなものです。そのまわりには美しい緑の牧場があるのに。
ひとつのところに執着するな。元気よく思い切って、元気よく出でよ!頭と腕に快活な力があれば、どこに行ってもうちにいるようなもの。太陽を楽しめば、どんな心配もなくなる。この世の中で気晴らしするように。世界はこんなに広い。
どうあろうと人生常によいものだ。
一貫したものは環境においてでなく、自分みずからのうちに求めよ。
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