ゲーテ
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人間はみずからが愛するものごとによって、形づくられる。
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人生において重要なのは、生きることであって、生きた結果ではない。
救済法をあれこれ持ちだして、一体どういうつもりだ。最上の救済法は、この現在の瞬間を精一杯生きる事だ。
2
真理はたいまつである。しかも巨大なたいまつである。だから私たちはみんな目を細めてそのそばを通り過ぎようとするのだ。やけどする事を恐れて。
焦ることは何の役にも立たない。後悔はなおさら役に立たない。前者は過ちを増し、後者は新しい後悔をつくる。
考えている事を考え抜く事ができない時のみ、人は本当に考えているのだ。
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自分を実際以上に考えることと、真価以下に見積もることは、共に大きな誤りである。
すべての法律は老人と男によってつくられている。若い人と女は例外を欲し、老いた人は規則を欲する。
3
涙とともにパンを食べたことのある者でなければ、人生の本当の味はわからない。
たやすくなる前は、何もかも難しいものだ。
虚栄は軽薄な美人に最もふさわしい。
今日という日にまさるものはない。
余は罪と同様に失策を憎む。
知ることだけでは充分ではない、それを使わないといけない。やる気だけでは充分ではない、実行しないといけない。
批評に対して自分を防衛することはできない。これをものとせずに行動すべきである。そうすれば、次第に批評も気にならなくなる。
ただ、はつらつとした活動によってのみ、不愉快なことは克服される。
自分の心を支配できぬ者に限って、とかく隣人の意志を支配したがるものだ。
長いこと考え込んでいる者が、いつも最善のものを選ぶわけではない。
古い基礎を人々は貴ぶが、同時にどこかで再び初めから基礎を築きだす権利を放棄してはならない。
空気と光と、そして友達の愛。これだけが残っていれば、気を落とすことはない。
ゲーテのすべての名言