ショーペンハウエル
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人はなんでも忘れることができるが、自分自身だけは、自分の本質だけは忘れることはできない。
すべての人間は、他人のなかに鏡を持っている。
最後に凱歌を挙げるのは死である。
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卑しい人たちは、偉人の欠点や愚行に非常な喜びを感じる。
何事も、成功までには3段階ある。第一段階、人から笑い者にされる。第二段階、激しい抵抗と反対にあう。第三段階、それまで、笑いものにしたり、反対したりした人達がいつの間にか、そんなことはわかっていると同調するようになる。
4
他人の欠点や愚行を自分から探すような人は、間違いなく不幸になる。
我々は他の人たちと同じようになろうとして、自分自身の4分の3を喪失してしまう。
船というのは、荷物をたくさん積んでいないと、不安定でうまく進めない。同じように人生も、心配や苦痛、苦労を背負っている方がうまく進めるものである。
失ってはじめて我々は恵みに気がつく。
求めていた対象を、はじめに辿った道では見つけえなかったのに、全く別な道で見つけることも少なくない。
善、愛、高潔な心を動かしやすい行為や愛の業を行わせることができるのは、つねにただ他人の苦悩に対する認識にほかならない。
結婚とは、男の権利を半分にして、義務を二倍にすることである。
あきらめを十分に用意しておくことも、人生の旅には必要なんだよ。
時は、時をよく用いる者には親切である。
礼儀正しさが人の本性に訴えかける働きは、熱がロウに伝える働きのごとし。
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悲しみのほぼすべては他人との関係から生まれる。
熟慮を重ねることによってのみ読まれたものは、真に読者のものになる。食べ物は食べることによってではなく、消化によって我々を養うのである。
世界は悲惨な者にとってのみ悲惨であり、空虚な者にとってのみ空虚である。
我々は朝を生の本質と見、これを神聖に扱わなくてはならない。
安定していないこと。それこそが世界がここにこうして存在するときの定まった形なのだ。
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