ショーペンハウエル
3
他人の欠点や愚行を自分から探すような人は、間違いなく不幸になる。
2
我々は生まれたからには死ななければならない。死は我々という餌食を呑みくだすまえに、ひとときおもちゃにしているだけなのだ。
1
障害と闘って勝つことが人間を幸福にする。
人はなんでも忘れることができるが、自分自身だけは、自分の本質だけは忘れることはできない。
すべての人間は、他人のなかに鏡を持っている。
人々は閑暇を犠牲にして富裕を得る。だが、富裕は自由な閑暇があってこそはじめて望ましいものとなる。富裕のために自由な閑暇を犠牲にしなければならないならば、私にとって富裕が何になるだろうか。
0
最後に凱歌を挙げるのは死である。
卑しい人たちは、偉人の欠点や愚行に非常な喜びを感じる。
我々は他の人たちと同じようになろうとして、自分自身の4分の3を喪失してしまう。
失ってはじめて我々は恵みに気がつく。
善、愛、高潔な心を動かしやすい行為や愛の業を行わせることができるのは、つねにただ他人の苦悩に対する認識にほかならない。
時は、時をよく用いる者には親切である。
礼儀正しさが人の本性に訴えかける働きは、熱がロウに伝える働きのごとし。
結婚とは、男の権利を半分にして、義務を二倍にすることである。
悲しみのほぼすべては他人との関係から生まれる。
熟慮を重ねることによってのみ読まれたものは、真に読者のものになる。食べ物は食べることによってではなく、消化によって我々を養うのである。
礼節とは、道徳的にまた知的に貧弱な互いの性質を互いに無視し合いながら、非難しまいという暗黙のうちの協定である。
安定していないこと。それこそが世界がここにこうして存在するときの定まった形なのだ。
我々は朝を生の本質と見、これを神聖に扱わなくてはならない。
4
才人は、誰も射ることのできない的を射る。天才は、誰にも見えない的を射る。
ショーペンハウエルのすべての名言