モンテーニュ
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言うことと、やることは別のものである。
1
私は旅行に出る理由を尋ねる人があると、いつもこう答えるようにしている。「私は、自分が何を避けようとするのかはよくわかるのだが、何を求めているのかはよくわからない」と。
2
結婚は鳥かごに似ている。外にいる鳥は必死で中に入ろうとし、中にいる鳥は必死で逃げ出そうとする。
3
いつかできることはすべて、今日でもできる。
誰でも長い期間にわたって不幸なのは、自分が悪いからにほかならない。
結婚は鳥カゴのようなものだ。カゴの外の鳥は餌箱をついばみたくて中へ入りたがり、カゴの中の鳥は空を飛びたくて外へ出たがる。
世界で一番高い玉座に上っても、やはり自分の尻の上に座っていることに変わりはない。
美しい女にはやがて飽きがくるが、善良な女には決して飽きはこない。
あらかじめ死を考えておくことは、自由を考えることである。
自説に固執し、夢中になることは愚鈍さの最も確かな証拠である。
世界で最も素晴らしいことは、自立の方法を知ることである。
我々の偉大で栄光ある傑作とは、ふさわしく生きることである。
魂を鍛えるだけでは足りません。筋肉をも鍛えてやらねばなりません。魂は、筋肉の助けを得ない時は、あまりにも圧迫されます。一人で二つの役目に当たるのは無理なことです。
私たちは死の心配によって生を乱し、生の心配によって死を乱している。
この世は絶え間のないシーソーだ。
目指す港が定まらないまま航海をしていたら、どんな風が吹いても助けにならない。
誰もがその収入を公表はしない。ただ収入によって得たものを見せびらかすだけである。
なにごとも逃げてはいけない。敵に対しても、もしも、こちらが逃げれば、ますます激しく攻めてくるものだ。それと同じように、人生のさまざまな苦しみも、私たちが恐れおののいているのをみると、いい気になって、更にいじめてくる。
どこで死が我々を待っているか分からないのだから、いたるところで待とうではないか。死を予測するのは自由を予測することである。
苦しみを恐れる者は、その恐怖だけですでに苦しんでいる。
モンテーニュのすべての名言