モンテーニュ
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働きかけをあきらめることも、場合によっては働きかけそのものとまったく同様の効果をあげるものである。
1
王国を統治するよりも、家庭内を治めることのほうがむずかしい。
自分を持っていれば、賢者は何も失わない。
強い心で立ち向かっていく人には、向こうのほうが逃げ出し、降伏するのである。だから、断じて強気でいかねばならない。
4
孤独な生活の目的とは、もっと悠々と気ままに暮らすというただ一つである。
わずか一言でも悪く受け取られると、十年の功績も忘れられてしまう。
3
食べているうちに食欲は起こるものだ。
明けゆく毎日をお前の最後の日と思え。
不幸は大半が人生に対する誤った認識の証拠である。
人生の価値は時間の長さではなく、その使い方で決まる。長生きをしてもむなしい人もいる。
恋が強烈でないのは恋の自然に反しており、恋が変わりなく続くのは、強烈であるべき恋の自然に反している。
2
恥ずかしいと思わぬことは、恥ずかしがらずに言うべきだ。
人生は本来善でも悪でもない。生き方しだいで善の舞台とも悪の舞台ともなる。
物財の貧困は容易に癒されるが、魂の貧困はけっして癒されない。
心は正しい目標をなくすと、偽りの目標にはけ口を向けるものだ。
暗記することは真に知ることではないのです。それだけなら、記憶の中に託されたものを後生大事に守っているだけなのです。
臆病は残酷さの母である。
結婚は鳥かごに似ている。外にいる鳥は必死で中に入ろうとし、中にいる鳥は必死で逃げ出そうとする。
自然はやさしい案内者である。賢明で、公正で、しかもやさしい。
言うことと、やることは別のものである。
モンテーニュのすべての名言