パブロ・ピカソ
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女の顔はキャンバスだ。毎日女は少しだけ若い自画像をそこに描いている。
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あの絵は全然彼女に似ていないが、彼女の方でだんだん絵に似てくるさ。
ゲルニカ。
子供は誰でも芸術家だ。問題は、大人になっても芸術家でいられるかどうかだ。
人間を動かす二つのてこは、恐怖と利益である。
世界には二つの力しかない。「剣」と「精神」の力である。そして最後は「精神」が必ず「剣」に打ち勝つ。
芸術家の資格はただ智慧と、注意と、誠実と、意志とだけです。
誰もが芸術を理解しようとする。ならば、なぜ鳥の声を理解しようとはしないのか。人がゆるや花を、そして自分を取り巻くすべてのものを、理解しようとしないので愛せるのは、なぜだろうか。なぜ芸術に限って、人は理解したがるのだ。
3
絵の玄人なんていうものは、絵描きに対してロクなアドバイスをしない。
死ねば楽になるが、死ぬより苦なことはない。君はどっちを選ぶ?
大切なことは、熱狂的状況をつくり出すことだ。
回教徒が寺院に入るとき靴を脱ぐように、私は仕事中、ドアの外に肉体を置いてくる。
2
歴史とは、合意の上に成り立つ作り話以外の何ものであろうか。
絵を描くのは美的活動ではない。この敵意に満ちた奇妙な世界と我々の間を取り次ぐ、一種の魔術なのだ。
私は対象を見えるようにではなく、私が思うように描くのだ。
人間はあらゆるものを発明することができる。ただし、幸福になる術をのぞいては。
何か新しいものを作るとき、それを作るのは実に複雑だから、作品はどうしても醜くなってしまうのだ。
今は、もう感動はない。だから、感想が湧くのである。感動には、叫びはあるだろうが、言葉はない。
一歩一歩はい上がるのは冒険家ではなくて、幸福を追っかけている男のすることだ。人生は取るに足りない夢だ。いつかは消え去ってしまうのだ。
4
想像できることは、すべて現実なのだ。
パブロ・ピカソのすべての名言