日野原重明
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50代、あるいは60代に向かおうとしているこれからは、いよいよ自分のやりたいように、自分が自分を開発する自由が与えられる時期です。そうして開発した自分を、社会に還元していくのが、第二の使命だと思います。
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心の良い習慣というのは表情やしぐさにあらわれる。人の顔つきも習慣なのです。
無理な延命治療は患者を苦しめ、家族や社会にも重い負担を強いている。必要以上に延命治療をやりたがる医師は、医療行為を営業行為と勘違いしている。
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少し肩の力を抜いて、「お上手、お上手」と自分に声をかけていきましょう。
人はえてして自分の不幸には過敏なものです。
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怖いね、聞くと嫌になるね。はっきり言われると恐ろしい。おろおろすること以外で、何もできない自分を感じてね。おろおろする自分は、どうしたらいいかということを考える。人間は病むことによって、本当の人間が現れてくるんだなと。人間、存在をおろおろする中に、やっと気付いてくる。
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人は主義や主張より前に、人間であることを必要とする。人間の本質的な人間性を踏まえての、主義、主張でなければならない。
愛とは、誰かの心に、希望の灯をともすことです。
人間にとって最も大切なのは、命の長さだと思っている人は多い。しかし、私が出会った人を振り返ってみて、その人の命が素晴らしい命だと思える人においては、ごく少数の例外はあるにせよ、命の長さはあまり問題ではない。
病むことにより、今までよく知らなかった自己がわかり、他人の問題が理解でき、思いやりの心が養われる。
よき眼と耳、暖かい手と配慮の心、しみ込むような言葉を持ち、患者と家族に接したい。
かつて自分ができなかったこと、やり残したことを、思い切ってやることが、「夢を叶える」ということなのです。
みんな、自分との出会いがあっても気がつかないの。自分との出会いがあって、初めて自分がわかる。未知の自分というものがそこに存在しているけれども、自分との出会いで、私たちは本当の自分ということに気づきがあるんじゃないかと。
やりたいことは、まだまだたくさんあります。私はどれも「できる」と信じています。信じてね、「ゴー」ですよ。
どんな困難に直面しても、「ここから始まるのだ」ととらえ直すことができれば、私たちはかならず前進できます。
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いろんな人と会うこと自体が自己発見。1人でいると自己発見はない。みなさんと一緒になって、今日の日を迎えることに感謝。以前の私の感謝よりも、苦しみが強かっただけに、今の感謝は以前の感謝よりも何倍も何倍も大きな感謝。
人間の夢見る幸福というのは、往々にして、貧乏するとか、仕事に失敗するとかあるいは病気にかかるということによって、一瞬にして不幸に変わってしまうような、儚いものである。病のなかにも心の幸福を得るためには、どうしたらよいかということを、考えなくてはならない。
生きがいとは、自分を徹底的に大事にすることから始まる。
毎日何を書くかを考え、推敲し、アップすると、即座に読んだ人からの反応がたくさん返ってくる。これが本当に嬉しい。僕はもう、毎日わくわくしています。こんな楽しいことをなかっやらたら、もったいないですよ!
自分を相手に置き換える想像力を、身につけたいものである。
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