日野原重明
1
やりたいことは、まだまだたくさんあります。私はどれも「できる」と信じています。信じてね、「ゴー」ですよ。
どんな困難に直面しても、「ここから始まるのだ」ととらえ直すことができれば、私たちはかならず前進できます。
4
いろんな人と会うこと自体が自己発見。1人でいると自己発見はない。みなさんと一緒になって、今日の日を迎えることに感謝。以前の私の感謝よりも、苦しみが強かっただけに、今の感謝は以前の感謝よりも何倍も何倍も大きな感謝。
人間にとって最も大切なのは、命の長さだと思っている人は多い。しかし、私が出会った人を振り返ってみて、その人の命が素晴らしい命だと思える人においては、ごく少数の例外はあるにせよ、命の長さはあまり問題ではない。
0
生きがいとは、自分を徹底的に大事にすることから始まる。
毎日何を書くかを考え、推敲し、アップすると、即座に読んだ人からの反応がたくさん返ってくる。これが本当に嬉しい。僕はもう、毎日わくわくしています。こんな楽しいことをなかっやらたら、もったいないですよ!
2
自分を相手に置き換える想像力を、身につけたいものである。
教会には「退修会」という言葉があります。世俗を離れ森の中に入って身を清めながら祈りをささげる。置かれた環境や立場の違う人たちと、一緒になって沈思黙考していると、世の中には自分よりもいろいろな制約を受けながらそれでも懸命に生きている人たちがいることに気付かされる。明日への勇気がわいてくる。
私たちの身体は土でできており、身体は早晩、土に還る。私たちは、この土の器の中に、はかりしれない宝を入れることが出来る。私たちの寿命は、土の身体に何を容れるかを模索することで費やされる。器は器のためにあるのではなく、中に何ものかを容れるためにあるからである。
人はえてして自分の不幸には過敏なものです。
私たちは運命を生きるのではなく、運命を作っていくのです。
人は最後の瞬間まで、生きる希望に支えられるべきなのです。
実は、90歳のときに10年計画の遺伝子解析プロジェクトに着手したんです。結果が出ることには私は100歳になっている計算です。無理だろうと考える人が多いでしょう。でも、日本の100歳以上のお年寄りの人口は、40年前は百数十人でしたが、いまでは2万人以上に増えている。可能性はあります。もし許されてプロジェクトを全うできるなら本当に幸福だなと思います。
家族とは、「ある」ものではなく、手をかけて「育む」ものです。
12
鳥は飛び方を変えることは出来ない。動物は這い方、走り方を変えることは出来ない。しかし、人間は生き方を変えることが出来る。
誰しも幸福を望みますが、それを実感することにおいてはきわめて鈍感です。
2年先までスケジュール帳に空白がない。
ものすごく忙しい。健康のために睡眠をたっぷりとり、三食きちんと食べて、適度に運動するなんていうことは私には到底できない。絵に描いた餅です。本業の医療、病院経営の仕事のほかに、物書きをしたり、1日18時間ぐらい働いています。それでも私は毎日が爽快なんです。老いて弱った体と、不規則で過密なスケジュールにうまく適応して精一杯生きる。それが私の生き方上手です。
生かされている最後の瞬間まで、人は誰でも「人生の現役」なのですから。
何事も、今ある規則のとおりにやっていたのでは進歩はない。規則を破るようなことをやらないと、現状はなかなか変わらない。規則を破ったとしても、皆が応援するような破り方をすればよい。そうすれば、新しい良い規則がずっと早く出来る。
日野原重明のすべての名言