私は先日、103歳で初めて馬に乗りました。あぶみを踏んで辺りを見回すと、天下を取った気分になりました。今年の104歳の誕生日には104つの俳句を収めた初めての句集を出版しましたが、俳句を創めたのは100歳の時です。わざわざ講演会に来てもらわなくても、私の話が聞けるようにフェイスブックも創めました。
日野原重明
日野原重明のその他の名言
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人間にとって最も大切なのは、命の長さだと思っている人は多い。しかし重要なのは、いかにして、命を使ったか、すなわち人生の質である。
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老いた身の一番の不幸は孤独であり、積極的に生きる方向と目標がともに定かでないことである。この孤独は、老いた人間を悲しく沈没させてしまう。
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老人も、若い人たちに面倒をみてもらうばかりでなく、自ら生きがいを見いだす努力をしなければなりません。私は若い人たちと手を携えて、前に進みたい。
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残された日々、まだ行ったことのないところに行ってみようという計画もあると思う。しかし何より大切なのは、生きることについて、これまで以上の「深さ」を求めることではないだろうか。
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つねに10年先、20年先のことを考えてやってきたつもりです。世の中で予防医学の重要性が言われる前から、予防医学に力を入れてきたのも、そういう考えがあったからです。
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人は耐えなくてはならない。嘆くばかりでなく、耐えなくてはなりません。一人で耐えられない悲しみも、仲間がいれば耐えられる。
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いのちとは君たち一人一人に与えられた時間のことだ。今は自分の時間を自分のために使っていい。でも大人になったら、いつか他人のために時間を使ってください。
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人間が人生において経験した喜びと、悩みや悲しみを、その生涯の終りに秤にかけると、どちらが重いだろうか。多くの人の秤は、悩みや悲しみのほうに傾くことが多いのではないか。