名古屋での営業の出向から戻ってきた1978年には「セドリック」を設計した。ターボ搭載の六気筒エンジンは国内でははじめてで、それまで定型だった円形のランプも変えたから当時は画期的だったんだ。この車についてはエンジンルームもフロアパッケージも計画図も、すべて俺ひとりで、だいたい一週間で描いたものなんだよ。普通は何人かが何週間かかけてやる仕事だから、あの頃の俺は人の10倍や20倍は働いたんじゃないかな。
水野和敏
水野和敏のその他の名言
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宇宙の中で地球は狭いし、欧州でトップブランドを取ることはそんなに大変なことではないと思う。逆に、日本の東京で1位を取ることが大変と思っているうちは、世界一になるなんて不可能に決まっています。
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モチベーションが上がらない、という人は、まずは「なんのために仕事をしているのか」を問い直してみること。会社というスケールではなく、社会のために仕事をするという原点を思い出すことが大事です。
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どんな仕事をするにしても、社会的使命のために働くのが人間らしさじゃないでしょうか。会社はその使命を果たすための手段です。会社での評価が人生の目標に置き換わってしまうから、モチベーションが落ちるのです。
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お客様を喜ばせたいという思いで、それまで誰も想像もしなかったような商品を世の中に出す。そんな使命感を持って生きるのがエンジニアです。