市川海老蔵
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オレなんか、国から60歳まで2億もらえる!
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歌舞伎というのは、基本的に「一に古典」だと思っています。
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金を払えばいいんだろう。
僕の長所を短所のように言わないでほしい。
古典はやっぱり素晴らしい。深いですよ。ただ、その深さというのが、なかなかわからない世の中になってきたと思います。親と子、夫と妻、家族…そういったものの深みや日本らしさが希薄になりつつありますよね。でも歌舞伎の演目の中では、そういうものが随所にみられるんですね。
僕は、歌舞伎の世界ではまだ若いんですよ。だから、若いお客様、初めてご覧になる方をなるべく増やすという責務がある。そういう中で、ゆくゆくは古典で深い味わいが出せるようになることが最終的な目標です。
夢のような構想を話したら「できるのか?簡単ではないよ」と言われて。でも僕は、難しいと言われて引き下がるタイプでもないのでね。
こんな汚ねぇものさっさと下げろ!
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僕と結婚したら大変になったでは可哀想じゃないですか。彼女の人生がより美しく、楽しくあってほしい。それを切に願っています。
「なぜやらねばならぬのか」という疑問に、子どものころなら「やらなきゃなんないから」で済むんですけど、成長してくると「歌舞伎の家に生まれたから」以外の答えが出せないんです。こんなの、自分の理由じゃないですから。それで、悩みましたね。
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初代はやっぱり命を懸けて切り開いていく。それを見ていた後続が命を懸けて守っていく。ですから古典を守るのが一番大事なこと。古典が一番素晴らしくて、本当に深いところで心の有りようの新しさをやっているのが歌舞伎の古典なんです。
芸人なんだから何か面白いことやってみろ。
僕ら、歌舞伎役者は、多いときはひと月で15役やることもある。そうすると、ないものねだりで「2~3か月、ひとつの役だけに集中してみたい」とか思うわけです。
市川團十郎家と澤瀉屋は、率直に言って距離があったんですよ。でも「四ノ切」という演目をやらせて頂きたいと思った時、"團十郎型"がないのなら、大きな意味での"市川家の型"をやればいいじゃないかと思ったんです。
3年で消える。
五右衛門が秀吉から盗もうとしたとされる香炉を徳川美術館で見せていただきましたが、元はただの土じゃないですか。でも、歴史の重みや人々が触れていたときの環境、空気を持っていますよね。それを僕たちは香炉を通して体感できる。そういうものに美しさを感じるように、演劇という文化が残ってきた。
2回目というのは本当に難しいんです。初めてなら無我夢中にやって、あとは天運。再演はそれがうまくいったから実現することで、となると絶対的に初めての時より完成度が高くなければお客様は面白いと思わないんです。とにかく落とし穴が多い。十分に気をつけてやらないと。
人生においては、何が起こってもどんなことがあってもマイナスになることはない。一時、マイナスになると思っちゃうんです、人間って。でも、そんなことはない。絶対にプラスになるので、そう受け止めていかなければいけないと思っている。
どんな衝撃にも耐えうろうと思っているから、どんどんでかくならなきゃいけない。だからといって古典一本ではないし、ブログもフェイスブックもやるし、映画にも出る。芸術家、アーティストとしては全部やった方がいい。いろいろなところを旅して、太く太く生きて見付けていく方が本物に近づいていける気がする。なりたいじゃん、本物に。
似てねぇよ、消えろバカ。
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