ソロー
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太鼓の音に足の合わぬ者を咎めるな。その人は、別の太鼓に聞き入っているのかもしれない。
2
われわれは聞いてもらうよりも、話すことのほうに熱心である。
自分の仕事に、自分の言葉に、そして友人に正直であれ。
自分自身に満足していない人間に、いったい何ができるっていうんだい?
4
人生とはいえないような人生は送りたくなかった。
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神さま、死の間際になって、やっと気づきました。あなたはそもそも生きたことがおありではなかったのですね。
3
一冊の書で人生が変わった人がどれだけいることだろう。もしかすると書物は私たちに起きた奇跡を解き明かし、新たな奇跡を示すためにあるのかもしれない。いま言葉で表せないことが、どこかに書かれているのが見つかるかもしれない。
経験から確かに言えるのは、簡素で懸命な暮らしをすれば、この世で生きていくことは苦労でなく楽しみとなる。大部分の快適なものや、いわゆる生活を楽にする者の多くは、無くてすむばかりか明らかに人類の進歩の妨げになる。
我々はみな純粋無垢に生まれ、助言により汚染される。
すべての不幸は、幸福への踏み石に過ぎない。
人は死の間際になってはじめて本気で生きてこなかったことに気づく。
われわれの生は些細なことで費やされている。正直な人間はその十本の指を数える以上の必要はほとんどない。特別の場合には十本の足指をくわえるぐらいで、あとは一からげにすればよい。
私たちが悩んだり、不可解に思ったり、とまどったりしている疑問とそっくり同じ疑問を昔から賢者も抱いてきたのであり、例外は一人としていない。そしてそれぞれ能力に応じて自分の言葉や生き方でそうした疑問に答えてきたのである。
細部を気にしていると、人生は少しづつ浪費されてゆく。
恋は炎であると同時に光でなければならない。
物事が変わるのではない。私たちが変わるのだ。
この文明生活という荒れくるう海の真っ只中では、考慮しなければならない雲と嵐と流砂と百千の条件があって、船が浸水して海底に沈み、思う港に着けずじまいにならないためには推量測定でいきていかなければならず、よほどたくみな打算家でなければ成功はおぼつかない。単純にしたまえ、単純に。
地球は死んだ歴史の断片ではなく、生きた詩だ。
実際にやってみて少なくとも次のことがわかりました。人間は自信を持って夢に向かってまい進し、心に思い描いているような人生を実現させようとつとめれば、普段は思いもよらないような成功に出会うものです。
お世辞を言うのはたやすいが、真に賛美するのは難しい。
ソローのすべての名言