アルベール・カミュ
0
幸せが何から成っているのか探し続けている人は、決して幸せになれない。人生の意味を見出そうとしている人は、決して生きているとはいえない。
1
強い心、知性、勇気があれば運命の力を阻み、しばしばそれを逆転することが可能である。
2
一人の人間がわれわれにとっていつでも未知のものとしてとどまっていること、その人間の中にはわれわれの理解の手からすべり落ちてしまう解きがたい何ものかが常にあるということ、これはおそらく本当である。
冬のさなか、わたしはやっと気づいた。変わらぬ夏はわたしの中にある、と。
偉大な行動や思想は、ばかばかしいきっかけで生まれる。街角やレストランの回転ドアから、名作は生まれるのだ。
4
真冬のさなか、私はついに自分の中に揺るぎない夏があることを悟った。
すべては使い果たされたのか?よろしい。それなら、これから生きはじめよう。
無益で希望のない労働以上に恐ろしい刑罰はない。
孤独だと!貴様にはわかっているのか、孤独とは何か?
人生の全てを失わないようにするために自分の生命の一部を分け与えることは、おかしなことではない。
未来に対する真の寛大さは、現存するものにすべてを与えることにある。
一切が終わったらさっさと遠ざかることだ。神から、あるいは女から。
真に重大な哲学の問題は一つしかない。それは自殺だ。
ひとりの思想家が進歩するのは、たとえ、それが明々白々であるように思えても、自分の結論を遅らせることによってなのだ。
たとえ絶望にすっかりとりつかれても、あたかも希望を抱いているかのように振舞わなければならない。さもなければ自殺しなければならなくなる。苦悩にはなんの権利もない。
5
転落は夜明けに起こる。
倦怠は機械的な生活のもろもろの行為の果てにある。しかし同時に、これは意識の運動に指導を与えるものである。
私は死にたくないという思いで死にそうでした。
幸福とはそれ自体が長い忍耐である。
絶望とは、闘うべき理由を知らずに、しかも、まさに闘わねばならないということだ。
アルベール・カミュのすべての名言