サミュエル・ジョンソン
2
金のために結婚するものは悪い人間であり、恋のために結婚するのは愚かな人間である。
1
政府は我々を幸せにすることはできないが、惨めな状態にすることはできる。
4
死に方など、どうでもいいのだ。問題は、生き方である。
0
勤勉と熟達があれば、不可能なことなど、この世には、ほとんど無いのだ。
3
レジャーと好奇心は人類に有益な知識を発展させる。しかし、つまらない争いごとや、骨の折れる仕事からはなにも生まれない。
節約せずに誰も金持ちにはなれない。そして、節約する者で貧しい者はいない。
腐敗した社会には、多くの法律がある。
誰かの真似をして英雄・偉人になった者など、歴史上一人も存在しない。
賢者は、すぐに許す。時の価値を知っているから、無駄な苦しみで時が流れていくのに、耐えられないのである。
偉大な仕事は腕力ではなく継続力によってなされる。
金を浪費する者、貯蓄する者は共に最も幸せな人々である。なぜならば、両者ともその行いを楽しんでいるのだから。
全ての人を称賛する者は、誰をも称賛しないとのと同様だ。
6
結婚は多くの苦悩を生むが、独身は何の喜びも生まない。
希望それ自体は幸せの一種であり、おそらくこの世で得られる最大の幸せだ。しかし、快楽の多くがそうであるように、行き過ぎた希望は苦痛という代償がつきもので、度を超した期待は、失望に終わる。
我々は、我々がよく知らない人たちを信じがちである。というのは、彼らは我々をけっして欺かないからである。
いかなる者も、模倣によって卓越した者はいない。
多忙という威厳をまとった怠惰に、人は何よりもたやすくひきつけられる。
残酷物語ほど関心を引くものはない。敵がいかにして子供を惨殺し、処女を強姦したかというニュースを報道すれば失敗することはまずない。
お互いの臆病が我々を平和に保つのだ。もし人類の半分が勇敢で、半分が臆病だったら、勇敢なものは絶えず臆病者を打ち負かすだろう。彼らは絶え間なく闘っているだろうから。けれども、みんなが臆病者だからわれわれは大変うまくやっている。
もしある人が自分の不幸な出来事について話したら、そこには何か楽しんでいるものがあると思って差し支えない。なぜならば、本当に惨めさだけしかないとしたら、その人はそんなことを口にしないだろうから。
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