アリストテレス
1
すべて人間は、知ることを楽しむことを求めることが本性なり。彼らが見聞を好むのは、その象徴なり。実際の役に立たなくとも、見聞はただ見聞として愛好されるからなり。すべて人間は生まれながらにして知ることを欲する。
0
不幸は、本当の友人でない者を明らかにしてくれる。
3
普通、人間は機会さえあれば悪いことをするものである。
賢者は苦痛なきを求め、快楽を求めず。
受け入れずして思想をたしなむことができれば、それが教育された精神の証である。
最大の犯罪は、欲望によらず飽満によりて引き起こされる。
友人がいなければ、誰も生きることを選ばないだろう。たとえ、他のあらゆるものが手に入っても。
知覚することは、苦しむことだ。
人間の行動はすべて次の七つの原因のひとつ、もしくはそれ以上のものが合わさり起こる。機会・本性・強制・習慣・理性・情熱・希望の七つである。
幸福は満足する人間に属す。
知る者は行い、理解する者は教える。
2
愛というものは、愛されることによりも、むしろ愛することに存する。
幸福とは最高の善なり。幸福なる生活とは徳に即しての生活と考えられる。幸福は満足できる人間に訪れる。幸福は自主自足のうちにある。
人生の目的には、快楽、幸福、知識の蓄積の三つがある。
自己とは自分にとって最良の友人である。
人間は、目標を追い求める動物である。目標へ到達しようと努力することによってのみ、人生が意味あるものとなる。
我々が知覚していることや考えていることを意識することは、我々自身の存在を意識することだ。
高潔なる人物は恩恵を施すことを好むが、恩恵を施されることを恥じる。人々に恩恵を施す者は、他人より愛されるよりも多く、自分を愛する。孤独を愛する者は野獣、もしくは神である。
教育の根は苦いものだが、その果実は甘い。
美の持つ説得力は、いかなる紹介状にもまさる。
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