アリストテレスの名言
古代ギリシャの哲学者。プラトンの弟子。
アリストテレスの名言。全100個。
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たとえば正義は、平等を意味する。それはたしかに平等を意味するが、それは平等な人にとっての、平等。すべての人には、そうではない。
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人間は何かをすることによって学ばなければならない。というのも、あなたは知っていると思っていても、試すまでそれは確実ではないからだ。
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優秀さは訓練と習慣の賜物である。私たちは美徳と優秀さを持っているから正しく行動するのではない。むしろ正しく行動するから美徳と優秀さを持つ事ができるのである。
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一羽のツバメが来ても夏にはならないし、一日で夏になることもない。このように、一日もしくは短い時間で人は幸福にも幸運にもなりはしない。
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誰にでも怒ることはできる。それは簡単なことだ。しかし、正しい相手に、正しい程度で、正しい時に、正しい目的のために、正しい方法で怒ること、これはすべての人に備わった能力ではなく、簡単なことではない。
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生まれの良い人、権勢のある人、富裕な人は、名誉を受けるに値するとみなされている。だが本当は、善い人だけが名誉を受けるに値するのである。
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軍事的国家の大多数は、戦争中は安全なるも、支配を獲得すると滅亡する。刀のごとく、平和に暮らすうちに鋭い刃を失うからである。
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誰でも怒ることは出来る─それはたやすい。だが、適切な相手に、適切な度合いで、適切なときに、適切な目的の為に、適切な怒り方をすることは、たやすいことではない。
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平等を求めるものは、たいてい劣っているもので、低いものほど、平等を要求する。また中位の連中は、むしろ優越を欲して特権を要求する。しかし、真に優れている人は、平等も要求しないし、優越も要求しない。
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子どもをよく教育するものは、両親より、称えられる。なぜなら、両親は、命を与えるだけだが、子どもをよく教育するものは、生きる技術を与えるから。
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もしどんな学問もその仕事を立派に果たすのに正しい方法を心がけているとすれば、もし優秀な職人たちが美徳という道を重んじているとすれば、それは中庸を目指しているということにほかならない。
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一羽の燕が、また或る一朝夕が春をもちきたすのではなく、それと同じように、至福なひと・幸福なひとをつくるものは一朝夕や短時日ではない。
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優れた道徳心は習慣からしか生まれない。私たちは、自分でつくった習慣のようにしかならないのだ。節制している人は節度のある人となり、勇気ある行動を続けている人は勇敢な人となる。
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高潔なる人物は恩恵を施すことを好むが、恩恵を施されることを恥じる。人々に恩恵を施す者は、他人より愛されるよりも多く、自分を愛する。孤独を愛する者は野獣、もしくは神である。
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人間の行動はすべて次の七つの原因のひとつ、もしくはそれ以上のものが合わさり起こる。機会・本性・強制・習慣・理性・情熱・希望の七つである。
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幸福とは最高の善なり。幸福なる生活とは徳に即しての生活と考えられる。幸福は満足できる人間に訪れる。幸福は自主自足のうちにある。
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どんなに小さなスタートであっても、それが全体に与える影響がどれだけ大きいことだろう。そしていったん踏み出してしまえば、後はどれだけ楽になるであろう。