ラルフ・ウォルド・エマーソン
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どんなに偉大な芸術家でも、初めはみんな素人だった。
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自信ある行動は、一種の磁力を有す。
モーセやプラトン、ミルトンの最大の長所とされるのは、彼らが書物や伝統にとらわれることなく、自分たちが考えたことを語ったことである。人間が見つけ出し、注視しなければならないのは、賢人や詩人たちの綺羅星のごとき輝きではなく、おのれの精神の内から発する閃光である。ところが人間は、自分の思想を、それが自分のものであるという理由で、かえってあっさり捨て去ってしまう。
人生の幸福は、決して神や仏が握っているものではない。自分自身の中に、それを左右するカギがある。その②。
何をやろうとしても、あなたは間違っていると批判する者がいる。その批判が正しいと思わせる多くの困難がたちはだかる。計画を描き、最後まで実行するには、勇気がいる。
4
貧しさは、貧しいと感じるところにある。
浅薄な人々は、幸運と境遇を信じ、深慮ある人々は、原因と結果を信ずる。
2
育ちのいい者、理性ある者が絶対に話題にすべきでないものが一つある。それは自分の身体のことだ。
友情は晴れた日にふさわしく、美しい贈り物としてふさわしく、田舎のそぞろ歩きにふさわしい。一方、友情は険しい山道を越える時、不運に見舞われた時、船が難破した時、貧窮や迫害にあえぐ時にもふさわしい。
人々は見る覚悟のあるものだけしか、見ることが出来ない。
自分に何ができるかは、自分以外の者には分からない。いや、自分でもやってみるまではわからないものだ。
6
行動に際して、あまりに臆病になったり、神経質になることがないように。すべての人生が実験なのだ。実験すればするほどうまくいくようになる。
健康は第一の富である。
知性に富んだ人間は、決して弁解を言わない。
情熱がなければ、偉大なことは何一つ達成できない。
新しい知恵が浮かばなかったら、古い知恵を上手に使う方法を見つけよ。
私たちの強さは弱さから生まれる。秘密の力を備えた怒りは、私たちがこっぴどい攻撃にさらされ、つつかれ、刺されたりするまで目覚めない。人間は苦しめられ打ち負かされたとき何かを学ぶ。才覚を発揮すること、勇気を持つこと、真実をつかむこと、無知を知ること、節度や生きるための本当の技術を獲得することなどを。
敷かれた道を進むより、道なきところに自ら道を築いて進め。
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誰かを心から助けると、かならず自分自身も助けられている。これは人生でもっとも美しいお返しである。
愛せよ、さらば汝も愛されん。およそ愛は代数方程式の両辺のごとく数学的に公正なり。
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