オスカー・ワイルドの名言
小説家、劇作家、詩人
オスカー・ワイルドの名言。全135個。
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人間のことを善人だとか、悪人だとか、そんな風に区別するのは馬鹿げたことですよ。人というのは魅力があるか、さもなければ退屈か、そのいずれかですからね。
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人は自分の最も悪い習慣でさえ失うことを残念がる。おそらく、最も残念がるだろう。なぜなら、それこそがその人の人格の本質的な部分であるからだ。
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悲しみの表現を身につけると、あなたにとって貴重なものとなる。喜びの表現を身につければ、限りない喜びが味わえるというものだ。
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人生には選ばなければならない瞬間がある。自分自身の人生を充分に、完全に、徹底的に生きるか、社会が偽善から要求する偽の、浅薄な、堕落した人生をだらだらと続けるかの、どちらかを。
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戦争が邪悪だと認められている限り、戦争は常にその魅力を持つだろう。これが卑俗なものだと考えられる時は、戦争は一時的なものに終わるであろう。
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男の人って、一度女を愛したとなると、その女のためなら何だってしてくださるでしょ。たった一つ、してくださらないもの、それはいつまでも愛し続けるってことよ。
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本心を言えないような友情の美点とは何か?誰だっていいことを言ったり喜ばせたり、お世辞を言ったりできるのだ。でも真の友人はいつも不快なことを言って、痛みを与えるのもいとわない。
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他人に何を読むべきかを教えることは、たいてい無用であるか有害かのどちらかだ。なぜなら文学の理解は、気質の問題であって、教える問題ではないのだから。
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社会は個人に対して極刑を加える権利を持つかのように揮うが、社会は浅薄きわまりない悪徳をもっていて、己の行う事を自覚する力がない。
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現代の道徳は、現代の基準を受け入れる点にある。いやしくも教養のある人間にとって、現代の基準を受け入れるということは、愚劣きわまる不道徳のひとつの形式だと思う。
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愛情のない結婚は悲劇だ。しかしまるっきり愛情のない結婚よりいっそう悪い結婚が一つある。それは、愛情はあるが片一方にだけ、という場合だ。
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ものごとを外観によって判断しないのは、浅薄な連中にきまっている。この世の真の神秘は目に見えるものであって、目に見えないものではないのだ。
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宗教というものを考えるとすれば、ぼくは信ずることの出来ない連中のためのひとつの宗教を開きたい。これを「不信者の教団」と呼んでもいい。
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よい決心というものには、ひとつの宿命が付きまとっている。よい決心がつくのは、いつも時すでに遅しとなってからという宿命だ。
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恋すると誰でも自分を欺くことから始まり、他人を欺くことで終わるのがつねである。これが世の、いわゆるロマンスである。【直訳】。
オスカー・ワイルドと名言が類似する人物
オスカー・ワイルドについて
オスカー・ワイルドは19世紀後半のアイルランド出身の小説家、劇作家、詩人。オックスフォード大学を卒業後、作家となり多くの情熱的な詩集、小説、戯曲を発表した。代表作に小説「ドリアン・グレイの肖像」、「幸福な王子」、詩集「サロメ」、戯曲「理想の夫」、「真面目が肝心」など。男色家として知られ、貴族の男性との恋愛をしたことで告発され投獄されたこともある。