中国の孟子は、教養のある人というのは、頭のいい人のことを言うのではなく、思いやりのある人だと言っています。そういう意味からしますと、超一流の大学を出ていても、知識人かもしれませんが教養人とは言えないわけです。
鍵山秀三郎
鍵山秀三郎のその他の名言
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人の心は捨てたものではない。伝わらないようでいて伝わっているのです。自分一人でも、人間らしさが高まる行動を起こせば、社会がだんだんよい方向へ向かうはずです。
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無私の心を自分で確立するのは、実はそれほどむずかしいことではありません。どうすればよいかと言うと、自分の得にならないことをできるだけやっていく、ということに尽きるのです。
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人の嫌がるトイレ掃除をしてトイレをきれいにすると、心も美しくなります。人は、いつも見ているものや接しているものに、気持ちが似てくるからです。
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いま、世の中に閉塞感が漂っているとよく言われます。それは誰がつくったものでもない。必然だと思います。なぜならば、一人一人が、自分さえよければいいという考えになってしまったからです。
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どんな些細なことでも、本気でやり続けると、思いもかけない大きな力になります。その過程では、必ず周囲の人が協力してくれるようになります。協力者が現れないのは、まだ自分が本気になっていないからです。