鍵山秀三郎の名言
イエローハット創業者
鍵山秀三郎の名言。全191個。
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やったことで無駄なことは何一つありません。ただ、無駄にしている人がいるだけのことです。無駄の中でも、心の無駄使いが一番いけません。
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一つや二つ拾ったってしょうがないじゃないか。という考えではなく、一つでも二つでも拾えば、それだけ世の中がきれいになる。そういう考えです。
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人の心は捨てたものではない。伝わらないようでいて伝わっているのです。自分一人でも、人間らしさが高まる行動を起こせば、社会がだんだんよい方向へ向かうはずです。
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この国をよくするのは、財務大臣でもなければ、総理大臣でもありません。国民一人ひとりの、ほんのちょっとした生き方にかかっています。
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どんな些細なことでも、本気でやり続けると、思いもかけない大きな力になります。その過程では、必ず周囲の人が協力してくれるようになります。協力者が現れないのは、まだ自分が本気になっていないからです。
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無私の心を自分で確立するのは、実はそれほどむずかしいことではありません。どうすればよいかと言うと、自分の得にならないことをできるだけやっていく、ということに尽きるのです。
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世間一般では、一流大学を出た人がエリートとしてもてはやされていますが、私は全くそういうものに価値を認めません。いい習慣をどれだけもっているか、それが私の一つの価値基準です。
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本物の人間とは、言っていることとやっていることが同じ人です。もっともらしいことを言う人はたくさんいますが、口だけではいけません。実際に行動して何か犠牲を払っている相手に、人は信頼を寄せるのです。
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どんな会社にも、2割は不要な社員がいるといわれています。だからといって、その2割の社員を排除しても、新たな2割が必ず発生するものです。大切なことは、排除するのではなく、受け入れるという考え方です。
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限りある人生、時間は自分の命そのものです。時間のムダ遣いは、人生のムダ遣い。時間を活かして使うか、ムダにするか。時間の使い方で、人生が決まります。
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リーダーとして一番心しなければならないのは、「至誠神の如し」ということに尽きるのではないかと思っています。リーダーは誠を尽くすしかない。
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掃除を続けていると、掃除をしている人の心が澄んでくる。心が澄めば、いろいろなものがよく見える。他者への気遣いも当たり前にできるようになる。そういう社員が増えれば、会社は自然とよくなる。
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効率と非効率は陽と陰のようなものだと私は考える。どちらがいいか悪いかではない。陰陽のバランスが崩れれば世の中が乱れる。効率を追求するあまり、バランスが崩れているのが今の社会だ。
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私は企業内においては、個人の競争をあおるような体制ではないほうがいいと思っています。集団で利益をあげていくという体制にしなければ、社内の雰囲気はよくならないと思います。
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いくら経済や金融のシステムを発展させても、システムそのものは根本的な問題を解決してくれません。要はシステムを利用する人間の問題です。
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私どもより先輩ではるかに力があった同業者は、みんな消えてなくなりました。最終的には、どんな正しい志を持つかが大事ではないかというのが私の考えです。
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不幸というものは、いつもいきなり背中から襲ってくるものです。予告なしに訪れるものであるからこそ、日常の気構えが必要なのです。
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段取り8分に、仕事2分。貴重な先人の訓えがあります。後始末をきちんとすることが前準備につながり、仕事の質と効率を高めます。
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生きていくうえで、難しいことばかりが役立つとはかぎりません。むしろ、毎日の生活では、雑用と呼ばれることがそのほとんどを占めています。身辺の雑用処理能力を磨くことこそ、人生の達人への近道だと思います。
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人間としての第一の条件は、まず謙虚であることだと思います。その点、トイレ掃除をすると、自然に謙虚な気持ちになります。トイレ掃除をして傲慢になったという話は聞いたことがありません。
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人の嫌がるトイレ掃除をしてトイレをきれいにすると、心も美しくなります。人は、いつも見ているものや接しているものに、気持ちが似てくるからです。
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本当に大切なことは何が社会全体の幸福になるかです。小さい視野や私欲にとらわれ見失わないで、そうなるようにしたいものです。
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考えるときは、頭だけで考えないで、心を伴って考えなさい。働くときは、ただ手足を動かしているだけでは単なる作業にすぎないので、そうしたときには頭を使って、考えながら行うこと、そうすれば仕事となる。
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人は人に対してたいへん大きな影響を与えうるものです。親子であれば親が節度を保ち、実践していれば、よい感性は子どもに継承されるはずです。また他人同士でも、お互いに影響を及ぼし合います。
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私は社員にいい人間になってほしい、社会、国をよくしたいという願いを込めて掃除をしています。このように目的が定かなら、それを実現するための手段・方法は自分の中から湧いてきます。
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目の前の好都合こそ正しく、幸せにつながると勘違いしている人たちは、好都合の条件ばかりにとらわれてしまう。だから、世の中全体が自分勝手になってきたわけです。
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聖書の中に「汝の行動は汝の預言者」という言葉があります。まさしくその通り。今とっている行動そのものが未来を予見している。
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私は夢を実現するために、日常の些細なことを大切にしながら、薄氷を踏む思いで歩いてきました。一歩でも踏み外せば、絶望と破滅に陥る状況の連続でしたが、夢はひとつひとつ叶えられてきたのです。
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いま、世の中に閉塞感が漂っているとよく言われます。それは誰がつくったものでもない。必然だと思います。なぜならば、一人一人が、自分さえよければいいという考えになってしまったからです。
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私にとって忍耐とは、弦を限界まで引っ張り続け、思い切り矢を放つ感覚に似ています。私自身はどんな屈辱にも耐える自信があります。
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自分にとっての幸せの価値を見失わず、いつもたおやかな心で生きていこうとすること。それが理想の人生に近づくための心がまえではないでしょうか。
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人生において真剣に何かをやろうとすれば失敗はつきものです。しかし繰り返される失敗に負けず、失敗を乗り越えた人のみが、知らないうちに自分の中のたしかな力や才能を自分で発見していくのです。
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金儲けしたいという志を持つことは、悪いことではありません。住友財閥の伊庭貞剛は、「われ財を愛す」と言いました。しかし、その後に「これを取るに道あり」と続けたんです。
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「凡事徹底」というのが私の信条です。掃除にしても仕事にしても、平凡なことを積み重ねて徹底していくと、何事も行き届くようになるということです。
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災難を嘆いたところで何も変わらない。誰かのせいにしたって何もよくなりません。すべてをいったん受け容れてしゃがみ込んで、そして力を蓄えて立ち上がるのです。私はそういう姿勢で生きてきました。
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80年あまりの人生をふり返ると、戦争を含め、天災、人災いろいろな災難に遭ってきました。でも一つ言えることは、私はそれらの災難をみんなバネにしてきたということです。
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ここが一番肝心なのですが、失敗を重ねたことを乗り越えた人のみが、自分の才能というものを見つけ出して、それを生かし最後の成功を手にするわけです。
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国民一人ひとりが、自分にとって、もしくは誰にとってよいかどうかではなく、本当に何が正しいかどうかを考えて行動するようになれば、どんな問題も解決できるでしょう。
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それぞれの家庭に家風があるように、会社には社風があります。私はこの社風が、経営をしていくうえで最も大切なものだと考えています。私は売上や利益の規模だけがいい会社の尺度だとは思いません。
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私は社風を最優先に考えました。社風が悪かったら、どんなに利益を上げても、社員は本当の意味で幸せにはならない。つまり、会社の存在価値とはその会社が存在することによって、世の中がよくなるということです。
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人は時として、絶体絶命の窮地に陥ることがあります。私も幾度となくそのような経験をしてきました。その中で、忍耐の大切さを学びました。
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人は追いつめられると、今まで気づかないことが見えてくる。その結果、続々とヒット商品が生まれたり、新しい戦略に転換したりと活路を見出すことができる。
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私は元々意気地がなく、だらしない少年でした。それが戦争時の疎開先で大変な苦労を経験したお蔭で、弱い私が強くなれたのです。
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同じお金を使うにしても、すぐ効果の出ることに使うだけではダメなのです。むしろ5年後、10年後に効果が出てくるようなことにこそ使うべきです。