アラン
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年代順にいえば、恋愛の次には野心が、野心の次には貪欲が来る。
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何もしない人間は、何だって好きになれない。
4
子供たちに幸福である法をしっかり教えるべきであろう。
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人間が幸福であると言えるのは、何かを欲する時と、作り出すときだけである。
1
戦いが自分の意思で行われるならば、困難な勝利ほど楽しいものはない。
3
仕事の幅を広げるこうした冒険は、また心の幅をも広げ、自己認識に風景をそえるものだと、私は言いたい。
楽天主義は意志の所産だが、厭世主義は人間が自己を放棄した時の状態である。
最も深い思想の人たちは、自分にとってよいものを他人の考えから採取し、それをいっそう前進させる。
5
つまらぬ本を百冊読むよりは、優れた本を百回読む方が、はるかにためになる。
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我々の社会は、求めようとしない者には何ひとつ与えない。
恐怖には、恐怖に対する恐怖というものしかない。
社交生活や訪問や儀式やお祝いがいつも好まれるのである。それは幸運を演じてみるチャンスなのだ。この種の喜劇は間違いなく我々を悲劇から解放する。
論戦に勝つことで、何らかの真理が樹立された例は、いまだかつて無い。そんなことを信じているのは、子供だけだ。
社会は、何も要求しない人には、何一つ与えない。
6
人間には自分自身以外に、敵はほとんどいないものである。最大の敵はつねに自分自身である。判断を誤ったり、無駄な心配をしたり、絶望したり、意気消沈するような言葉を、自分に聞かせたりすることによって、最大の敵となるのだ。
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彼は決心した、というのはいい言葉だ。一語で、決心と解決という二つの意味を示している。
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宿命論が後悔を追い払うのは、人ができることをすべてし尽くした場合に限る。
気分に逆らうのは判断力の成すべき仕事ではない。姿勢を変えて、適当な運動でも与えてみることが必要なのだ。なぜなら、我々の中で、運動を伝える筋肉だけが我々の自由になる唯一の部分であるから。
うまくいったからうれしいのではなく、自分がうれしいからうまくいったのだ。
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幸福な人は、幸福だから笑っているわけではない。笑っているから、幸福になるのだ。
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アランのすべての名言