差別化はむしろマイナス。差別化って模倣されるのでとても難しくて、結局、「ほかにない技術」ということになってしまいます。その技術が求められてなくても、とにかくそれを使って商品をつくれというのが差別化になり、そこには「人がまず何を欲しがっているのか」という発想がなくなってしまうんですよね。たとえば当時、デジタルウォークマンという製品があったのですが、まず技術ありきなので、ある特定のセキュリティ技術を使わないと音楽がコピーできませんでした。それがみんなに求められていたのかというと、疑問です。
森川亮
森川亮のその他の名言
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成功の延長線上を歩むのでなく、あえて「ゼロ」の環境に身を置く。そうすれば自分の思いに共鳴してくれる熱い仲間が集まり、その後の成長スピードをさらに加速させることができる。
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部下をメールで指導するときは、軽い感じでやります。また、人間性には触れないように気を付けています。「あなたはいつもここでミスをする。だから、こう変えなさい」とか、そういう偉そうな書き方はしませんね。
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お偉いさんが反対しても、会社の前例を覆してでも、ユーザーが本当に求めているものをきちんと提案して実現できるかどうか。成果を出すにはそのぐらい腹をくくることも重要になっています。
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今の時代、過去のやり方は必ずしも当てはまらない。どちらかというと、未来志向でなければ成果が出にくい。成果を出すためには、過去を否定し、常識を取り払い、タブーを冒すような勇気が必要。