ジャック・ウェルチ
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直感や本能は恥ずべきものではない。それは単にパターン認識の一つと言えるのではないだろうか?あることをそれまで何度も何度も見てきた経験から、今回の事の成り行きも見当がついてしまう。言い換えれば直感と言うのは、底深い、たぶん潜在意識化で熟知していることと言えるのではないか。直感をうまく生かすためのコツは、どういうときにそれを信じるかだ。取引案件に関しては直感が当たることが多く、人を採用するとなると当たらないことが多い。直感にはそういう傾向がある。
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選択と集中。
賢いだけでは十分ではない。気持ちを燃えさせなければならない。
変えようとする意志は力になる。たとえそれがしばらくの間、組織の一部を完全な混乱に陥れることになろうとも。
お祝い。成功したときに十分お祝いしてあげる。勝利を祝うのは、人々の気持ちをつなぎとめるものすごく効果的な方法。
コンサルタントには気をつけろ。知らないうちに、あなたのビジネスにずっと口出しし続けるようになってしまう。たとえあなたが望まないとしても。なにしろ、それが彼らの狙いだから。コンサルタントは会社にやってきて、困った状況を解決するだけではない。その後もウロウロして、別の困った状況を見つけ出しては解決しようとする。永遠に。
変化の必要性を何度も何度も訴えてください。厳しいメッセージは一度や二度では信じない、もしくは理解しないのが人間です。あなたは自分の主張をいやになるほど繰り返す必要があるでしょう。あなたの主張が十分に説得力のあるものなら、人々はやがて行動を変えるはずです。それを公の場で褒めたたえるようにすれば、人々の行動はさらに早く変化し、変化を示した人々に見返りを与えれば、もっと速く変化するでしょう。
グローバルに競争できる組織は、フラットで、迅速で、透明性が高くなければなりません。非公式の率直なコミュニケーションが欠かせません。社員は会社の内外で絶えずベスト・プラクティスを探し求めるべし、という考え方が絶対的に必要です。
優秀な人材をひきつけて一緒に夢を追い求めて行きたいと思わせるようなパーソナリティを持っているか?社員を心から成功を信じる信者に改宗させる能力が起業家には必要だ。
リーダーに選ばれることは、王冠を与えられることではない。他のメンバーの実力を最大限に発揮させる責任が与えられるのだ。
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自らの運命をコントロールせよ。さもなければ、他人にコントロールされることになるだろう。
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シックスシグマ。
危機がなければ、人間はどれほど現状に安住することか。実際、あなたの会社のような官僚主義的な組織はぬるま湯のように心地よく、社員は決してそこから出ようとしません。ましてや冷たい水に飛び込みたいという欲求は少しも持っていないでしょう。社員は飛び込もうとしないのですから、背中を押してやる必要があります。
変化はつらい。だが、ビジネスの世界では避けがたいことだ。あなたに残されているのは、名残惜しいだろうが過去に別れを告げることだけだ。もう終わったことなのだ。昔に日々は返ってこない。
学ぶ企業が勝者になる。
おそらくあなたの会社は、グローバルな競争にまだ完全に包囲されているわけではないのでしょう。あなたは慌てふためいておられるように見えませんから。戦争がまだ実際に起きていないのですから、変化を起こすのは、会社が苦難に陥っている場合よりはるかに難しいでしょう。
専門家には専門知識がある。だが、私には2つの目がある。
明確な価値観。または行動規範。ミッションを達成するために、どのような行動をすべ貴下の指針を与えるもの。具体的で現実に即したものであればなんでもいい。
組織の内部の変化が、外部の変化についていけなくなったとき、終わりはすぐそこに来ている。
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自信の貯金を始める必要がある。最初に仕事でも家庭のことでもかまわないから、現実的な目標を立てる。この目標は達成可能なハードルの低いものにしておくこと。最初に期待を膨らませすぎてはいけない。その目標を達成するといい気分になるはずだ。次に、もう少しだけ大きな目標を立てる。少し大胆で、ちょっと努力が必要なくらいがベストだ。その目標を達成するともっといい気分になる。こうした具合にゆっくりと着実に前進し、一歩ずつ自信を築くことができる。
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