ジャック・ウェルチ
1
ワークライフバランスなんて、くそくらえ。バランスなんか考えるから、ブレークしないんだ。ワークライフバランスは、人生全体で取ればいい。
人に自信を持たせることが、わたしにできる何より重要なことだ。自信さえ持てば、人は行動を起こすからである。
上司と部下の友情が続くかどうかを決定づける要因。それは100%の率直さです。率直な話し合いには、公私を分ける能力が必要です。
厳しいが公平で、厳しく尻を叩くが応分に褒賞を与え、ストレートに接する人物。業績を上げられない人は、こういう上司がどこかに消えてしまえばいいと願う。勝利を手にしたいと思う人は、こういう上司を求める。厳しい上司と働いてみてほしい。信じられないくらいにエネルギーが湧いてくるはずだ。
0
往々にして小規模の組織でよく見かけられる。小さな会社だとボスと肩肘を張らない家庭的な関係を築きやすいし、ボスも仕事上の上下関係を明確にしないことが多い。このような居心地の良い家庭的な関係は裏目に出やすい。彼らはあなたのために働くと思っている。あなたは会社を経営しているのであって、社交クラブを開いているのでも、カウンセリングサービスを行っているわけでもない。あなたの最優先事項は市場で勝利を収めて成長を持続させ、社員にあらゆるチャンスを与えることだ。
競争優位を持ち合わせていないのなら、競争してはいけない。
ビジネスは簡単だ。それをむずかしく考えようとする人は、何をやってもモノにならない。
上位2割の能力ある社員に、会社全体の給料の8割を与えるような会社に変化しなければだめだ。
2
企業は株主のものです。資本主義は、株主が自分の会社の成功を望むという原則に支えられています。株主は持続的な利益を望みます。持続的な利益は、満足した顧客、意欲的な従業員、繁栄するコミュニティ、健全な社会を生み出すのです。
部下とは仕事に関して同じ価値を共有していればいいのであって、友人になる必要はありません。しかし、あなたが部下と友達であるなら、それは幸せなことです。心底いいやつだと思っている人たちと1日8時間から10時間一緒に働くわけですから、あらゆることがより楽しくなります。
現状、どの企業でも行われている予算策定プロセスは、誰も望まない類のものだ。非生産的と言ってしまったほうがよっぽど正しい。市場に変化が起こっているのに数字を作ろうとするような思わしくない行動に人を走らせる。それは会社からエネルギーと楽しさを吸い取ってしまう異常なものだ。たいていの予算策定のプロセスは現実から切り離されているからだ。
君たちの雇用を保証するのは、満足した顧客だけだ。雇用を創出するものは結局、満足した顧客を生む製品とサービス以外にない。
世界でナンバー1、悪くてもナンバー2になれない事業からは、すべて撤退する。
選択と集中。
キャリアは長期的なものであり、予想できないものだと言うことだ。まっすぐ順調に進むことはまずない。ジグザグと回り道をし、立ち止まっては動き、あまたの思いもかけないことに出会う。まじめに働く姿勢や能力は重要だが、運が果たす役割も大きい。ともかくスタートを切ることだ。あなたのためにあると思わせるような天職はいずれやってくる。
会議は企業にある種のリズムを与えますし、インターネットの時代にあっても共通理解のためには一堂に会することもときには必要です。しかし、多くの会議の問題点は、だらだらした発表会のようになることです。あなたがリーダーなら、これを解決するのは簡単です。真の議論を促し、全員を参加させるためのスライドを数枚だけ見せましょう。
お祝い。成功したときに十分お祝いしてあげる。勝利を祝うのは、人々の気持ちをつなぎとめるものすごく効果的な方法。
変化がある時にはいつでも機会がある。だから組織は麻痺するのではなく、活気づくことが肝要である。
洋服を重ね着したトップには、外の寒さはわからない。
人事採用の判断においては、自制心を奮い起こして自分の直感を疑い、その直感を再度確認するように部下に言うべきだ。そして、あなた自身もそうすべきだ。候補者の追加データをかき集めること。履歴書だけでは駄目だ。照会の電話をして、ちゃんと聞く耳を持つようにすることだ。プラスとマイナスが入り混じったメッセージだったり、不快な話のときには、とくにしっかりと聞かなくてはならない。
ジャック・ウェルチのすべての名言