チームのまとめ役をしている自分の姿を、「体育会系のノリは苦手」と言っていたかつての自分と比べると、あまりの落差に驚きます。しかし、役者・中村獅童というのは、いわば虚構の世界の人間だから、それができるのかもしれない。もちろん、「やらなければ!」と自分を鼓舞している面もあるのですが。
中村獅童
中村獅童のその他の名言
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「理想を高く持って頑張っていけば、必ず状況は変わる」と信じて生きた。だからどんな時でも、「いやいや、まだまだだ。こんなことで潰されるものか。いつか本物の役者になってやろう」と思えた。
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ついてこない人がいるのは、リーダーである自分の能力不足。それに、周囲の皆がしゃかりきになっていれば、誰もが「自分もこうしてはいられない」という思いになるのではないでしょうか。
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「自分には芝居しかない」という思いが、以前にも増して強くなりました。声をかけていただいた仕事には、以前にも増して全身全霊でぶつかりました。「そうすることでしか本物になれない」と、信じて続けています。
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子どものころ、先代のがよく明治座で芝居をなさってらしたので、観せていただいた思い出があります。「伊達の十役」なんかをよく覚えてますね。
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今の時代、ネットで情報を集め、自分で資料を読んで、データを分析できる。それも大事だけれど、実際に人と触れ合わないと分からないことも多い。
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初対面同士が集まる仕事場で、ゼロからチームを作っていくような時には、自分から積極的にコミュニケーションを取り、ムードづくりを心がけます。稽古が終わってからも、チームの人たちと長く話すことが多いですね。
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実際に衣裳を着けて舞台に立つと、思っていた以上に大変でした。最後はバーッとまくしたててしゃべるので、決まったところでちゃんと息を吸えていないと、最後まで台詞が言えなくなってしまう。
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試行錯誤の積み重ねが、仕事の成果だけではなく、人を成長させるためにも欠かせないものだと思います。役者の世界も、試行錯誤の繰り返しです。