まずは型のある時代物から教わって、だんだん自分の味がつかめてきた頃に、こうした世話物をやるようなる。順序があるんです。
中村獅童
中村獅童のその他の名言
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裏方や演出家も含め、皆が力を出し合わないと成功は難しい。特に初対面同士が集まる現場では「全員が主役」という意識を徹底し、その思いを行動で表していく。
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新作歌舞伎を創る際、内容によっては、古典的手法を使うだけで、新しい作品に仕上がることも少なくありません。「温故知新」という言葉にもある通り、「古典が一番斬新」と感じることも多い。
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試行錯誤の積み重ねが、仕事の成果だけではなく、人を成長させるためにも欠かせないものだと思います。役者の世界も、試行錯誤の繰り返しです。
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歴史があって、なおかつ業績が伸びている企業って、きっとバランス感覚に秀でた人材が多いんだと思います。伝統にぶら下がるだけではなく、時流をとらえどんどん新しいことに挑戦している。
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実は三津五郎のお兄さんが病気療養の発表をされる前の日に、全然知らずにご相談にお伺いしたんです。お兄さんは権三も助十も両方おやりになっているし、芝居のこともよくおわかりになってらっしゃるから。
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これもいわゆる「書き物」で、大正時代に書かれた岡本綺堂の世話物です。おかしみのあるわかりやすい話ですから、楽しんでいただけるんじゃないかな。
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歌舞伎は通年通して舞台があるので、非常に短い期間に集中して稽古をしますが、今回の舞台「海峡の光」は、この稽古用に1ヶ月間スケジュールを空けました。
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賛否両論あるだろうけど、伝統を守りつつ新しいことにチャレンジしていく精神は大事だと思う。前例のないことをやろうとすれば、賛同する人もいれば否定する人が出てくるのは当たり前。
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「今日はよくできた」と手応えを感じても、お客様に満足していただけたとは限りません。客席の「満足度」と、「自己満足」は必ずしも比例しない。これが役者の難しさであり、面白さでもある。