ささいなことで「それは自分らしくない」「それをやると自分ではない」というようなことを言う人は逆に、自分についての確信がないのです。どうもオンリーワンを主張している人は実はこういう側の人のような気がするのです。
養老孟司
養老孟司のその他の名言
-
先行き不透明な時代を生きていくには、人間というものを理解しておくことが大切です。たとえ急に社会が変わっても、人間の本質は変わらないのですから。
-
仕事というのは、社会に空いた穴です。そのまま放っておくとみんなが転んで困るから、そこを埋めてみる。それが仕事というものであって、自分に合った穴が空いているわけがない。
-
そもそも教育というのは本来、自分自身が生きていることに夢を持っている教師じゃないとできないはずです。「おまえたち、俺を見習え」と言えるほど立派に生きている教師がどれだけいるのか。
-
記憶は感情に結びついている。強い感情に結びついた記憶は10年たっても残るんです。その傾向は女性のほうが強い。男のほうが抽象的で適当に生きている。男と女では、持っている情報量が何ケタも違う。
-
本当に好きなら苦労はいとわない。苦労が苦労ではないからである。苦労したくないなら、結局それほど「好きではない」のである。