井村雅代の名言
アーティスティックスイミング指導者
井村雅代の名言。全121個。
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指導者は、人を育てるとき、ゴールが見えているかどうかが大事です。ゴールが見えてもいないのに、がんばろうよなんていったい何をがんばるんやって。
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叱ることと、次に叱られないためにはどうしたらいいかを教えることが、いつでもちゃんとワンセットになっていなければなりません。
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24歳のとき、大学を卒業して中学校の教師になって1年目にようやく優勝できた。目標を達成したから、すっぱり選手をやめたんです。
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仕事が来たら、まず全力投球で頑張れ。その仕事が自分に合うか合わないか、まず自分が会社に合わせてみて、その色に染まってみてから判断しなさい。半身に構えて仕事をするなと言いたい。
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すごく温厚になってね、丁寧になりました。10歳トシをとって、それはもう、丁寧になりました。それはなぜかといえば、コトバが通じない国に行っていたから。
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適性がないとわかっていながら、「可哀相だから」と本当のことを告げずにやらせ続けるのは、いわば詐欺行為です。本人に勘違いさせているのですから、詐欺以外の何者でもありません。
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でも、シンクロをやることを通して何かをつかんでほしい。人間として成長してほしいんです。できないことができるようになる、その達成感を子供たちに味わってほしいんですよ。
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脚が短いのは構わない。短く見えることがダメなんです。脚が短くても、筋をぎゅーっと伸ばして、人の目をぐーっと上にいくようなオーラを出したら、長く見えるじゃないですか。
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人間は引っ張られたほうが変わりやすい。その引っ張り役が教師であり、コーチであり、会社の上司であるわけです。その人の熱意や情熱のによって「できるかな」から「できるみたい」に変っていくんです。
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うまくいかなかったときは、人のせいにしないで、まずは自分の中に理由を見つけなさい。言い訳とか人のせいにしないで、自分で理由を見つけて解決してけばいい。
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プレッシャーとは、やりがいです。ですから、プレッシャーのない人生というのは、やりがいのない人生に他なりません。誰がそんな人生を望んでいるでしょうか。
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私はコーチとしてよく叱ります。基本的には言いたいことは我慢しません。本音をズバズバ言います。嫌われるのは大いに結構。「好き」だなんて言われたら、キツイ練習をしにくくなりますから。
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一流の世界は固定化したものではなく、日々発展しているものです。同じ地点に止まっていたら、どんな人でも取り残されてしまいます。だから一流の人ほど、自分のことを一流だと思っていません。
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強い選手には決まって、そういった風格がある。強い選手が通ったら、みんなパッと見るでしょ。カッコいいと思うでしょ。だから、選手には言うの。「精悍になりなさい」「風を切って歩きなさい」って。
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学力の1番もあれば運動の1番もあります。やさしさの1番も大切なことです。すべてを同じものさしで測ろうとするのはまちがいです。
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いずれにしても、泣いたからといって、私はいっさい手加減しません。彼女たちにとっては、泣けば泣くほど練習がきつくなるだけです。
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自分にとっての聖域はちゃんと残しておくべきです。そうした線引きをきちんとして、自分を守り、自分が自分らしくいることはとても重要です。
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ずっと自分に言い聞かせていることがあります。「わかりやすいコーチであること」「お天気屋のコーチには絶対ならない」「決してしつこくない」この三つです。
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私は中学1年のときに、浜寺の全課程を卒業したんですが、その時点で、日本水泳とシンクロと水球の3つの種目の内、どれかを選ばなければならず、私はシンクロを選んだんです。
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案の定、次の年に先輩たちがやめたら優勝を逃して、その後は負け続け。あのとき、再び勝つまではシンクロをやめられないと思ったんです。負けっぱなしでやめるのは嫌だった。
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私が優勝したときのチームメイトを教えていたんですが、デュエットで優勝した双子の姉妹がいたんです。私はデュエットでは3位だったから、力は向こうのほうが上。
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いまにして思えば、確かにあのときが最大の試練だったんやろうね。でも当時は辛いとか考える余裕もなかった。ただぐっと堪えるしかなかった。
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私、当時から子供たちに怒ってたよ。ただ、無駄な怒り方やった。いまは年いったおかげで、エネルギーをうまく使えるようになった。
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同調性など、日本流シンクロのよさをアピールするためには、北京五輪は開催国だから絶好の場所だったんです。脚光を浴びるでしょうから。
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情熱だけで物事を解決できるならいいけれど、そううまくはいかない。そこに論理や分析がなかったら、物事はいいようには向かない。傾向と対策があって、分析できたら、次に初めてハートの出番です。
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10人に同じ話をしても、心に届く人と届かない人がいます。今日届かなかった話が、明日届くこともあります。ですから、何度も何度も、手を変え、品を変えて話をする必要があるのです。
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説教だと思われたら負け。そう思われた瞬間に「あーまた始まった」となって話の内容を受け入れてもらえません。遠回しの話もダメで、長いのもダメです。ダイレクトに短く話すことを心がけています。
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チームには必ず目標が必要。もしチームに目標がなかったら、どこに進んでいいのかわからず、メンバー一人ひとりも何をどう、頑張ればいいのかがわかりません。
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チーム内に競い合いがなければ、レベルは上がりません。「負けたくない」「一番になりたい」という気持ちをメンバー全員が持って、1年、2年と切磋琢磨した結果生まれるのがチームワーク。
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「なぜ井村さんのチームはメダルを取れるのですか。結果を出せるのですか」とよく聞かれます。答えは簡単で、「結果を決めているから」です。