アップルを見ていつも思うことがあります。彼らは突然、「iPod」のようなイノベーティブな製品を生み出せたわけではありません。パソコンを作り、OSを作り、ブランドのイメージを作り、サプライチェーンがあって、それらを支える優秀なエンジニアがいる。過去の蓄積があって、初めてiPodや「iPhone」というアイデアを生かせる時代を迎えたと思います。
田中良和
田中良和のその他の名言
-
僕も学生時代のインターンを含めて、いくつかの会社で働いたことがありますけど、確かに楽天以外は、どこもゆったりしていましたね。急がなければまずいと思っていないからでしょう。
-
ネット企業に就職したのも、当時はまだ儲かっていなくても、将来性があったから。自分という商品を売るなら、成熟した業界より、成長が大きく見込める業界に飛び込むことが大事だと思った。
-
上場した時に感じたことは、縁起が悪い話ですけど、僕には、「死ぬ自由」もないかもしれないと。多くの人に迷惑をかけるので、おいそれと死ぬわけにはいかない。
-
インターネット業界一般に言えるのは、様々なネットワーク効果を使ってそこにしかない場の価値を打ち出して、二度と同じものを作れなくすることが新興企業の参入障壁を作る定石だと思います。
-
昔からネットの世界にいる人は初体験には慣れっこなんです。当時は業界もなく、初めてのことをやるのは当たり前。だから、ゲームを誰も作ったことがなくても、何とかなるだろうと。