ルキウス・セネカ
5
過去を忘れ、現在をおろそかにし、未来を恐れる者の生涯は短く、悩み事が多い。
1
恐怖の数のほうが危険の数より常に多い。
すべての芸術は自然の模倣である。
富に耐えることができないというのは弱い精神の兆候である。
0
大事な時間を雑事で浪費するな。
我々は眼の中に他人の欠点を、背中に自分の欠点を持つ。
治そうと思うものは、もう半ば治っている。
生きることの最大の障害は、期待を持つということである。それは明日に依存して、今日を失うことである。
8
つまづいた人のために手を差し伸べようと身をかがめないのは、正義の拒絶である。それは人類共通の正しい行ないなのだから。
憤怒より自分を抑えるには、他人の怒れるときに静かにそれを観察することである。
ぐずぐずしている間に、人生は一気に過ぎ去っていく。
運命は、志あるものを導き、志なきものをひきずってゆく。
7
最もよく踏みならされ、また最も人通りの多い道ほど、どれもみな多くの人を迷わせるものである。
3
生きることを止める土壇場になって、生きることを始めるのでは、時すでに遅しではないか。
仕事というものは人間にとって、心の栄養みたいなものです。
汝を称讃する人々の価値に重さをおくべきなり。悪から称讃されざることこそまことの価値なり。
富というものは、それを必要としていない人の元へ集まるものなのです。
高い年齢に達した老人が、長い間生きてきたことを証明する証拠として、年の功以外には何も持っていない例がよくある。
どちらがその人物についての正しい判断であるかは、目でなく心で見分ける。
2
運命は、志のある者を導き、志のなき者を引きずっていく。
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