ルキウス・セネカ
1
運はわれわれから富をうばうことはできても、勇気をうばうことはできない。
労働が体を強くするように、困難は心を強くする。
0
すべての残忍性は臆病から生まれる。
君が長生きするかどうかは、運命にかかっている。だが、充実して生きるかどうかは、君の魂にかかっている。
4
我々に与えられた時間は、決して少ない訳ではない。ただ、活用していない時間が多いだけなのだ。
5
成功のおかげで、いくつかの罪は一見公正に見えてくる。
よき生まれとは何か。生来、徳の備われる人間なり。
人生はつねに幸福でない、善き人生のみが幸福なのだ。
誰も永遠に仮面を被り続けることはできない。偽装はやがて自分の天性へと帰る。
汝を傷つけた人間は、汝より強い者か弱い者かのどちらかである。もし弱い者であれば、その者を許しなさい。もし強いものであれば、汝自身を許しなさい。
3
恩恵を施した者は黙っているのがよい。恩恵を受けた者は語るのがよい。
まだ感じやすきうちに心を訓練するは容易なり。
肉体のために生きるのではなく、肉体なしには生きられないように振る舞うべきである。
2
人間は理性的な動物なり。
精神的活動なき余暇は一種の死であり、生きながら埋葬されるのと同じことだ。
いかに長く生きたかではなく、いかに良く生きたかが問題である。
あなたが生きていればいるほど、どうやって生きていくのか、学び続けるんだよ。
人を憎まずして罪を罰するのが、名裁判官である。
他人に汝の秘密を守らせんとせば、まず汝自身が守れ。
私たちは自分のものを他と比べることなく楽しみたい。他人がより幸福であるということに苦しめられるならば、人は決して幸福ではありえない。
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