ルキウス・セネカ
2
私たちは自分のものを他と比べることなく楽しみたい。他人がより幸福であるということに苦しめられるならば、人は決して幸福ではありえない。
1
怒りに対する最善の手段は猶予である。怒りに対して、いきなり許しを求めることはせず、熟慮を求めよ。
怒りというものは、それを起こさせた相手の過失よりもさらに悪いものです。
4
罪を憎みて罪人を憎まず。
0
他人に恩恵を施す者は、隠れて行いなさい。他人に恩恵を受けた者は、それを皆に知らせなさい。
毎日をまったく違う人生と見なすべきだ。
人に施すときには、隠しなさい。でも人に施してもらった時には、言いふらしなさい。
恩恵を施した者は黙っているのがよい。恩恵を受けた者は語るのがよい。
愛されることを望むなら、愛しなさい。
多くの人が自分より先行しているのを見たなら、多くの人が自分より遅れているかを考えなさい。
未来を気づかう心は悲惨なり。
君が長生きするかどうかは、運命にかかっている。だが、充実して生きるかどうかは、君の魂にかかっている。
労働が体を強くするように、困難は心を強くする。
富を最も必要とせぬ者が、それを最も享受す。
男は自己の感じているほどの年であり、女は見かけほどの年なり。
人間にとって最大の敵は、だいたいにおいて自分である。
3
人生はつねに幸福でない、善き人生のみが幸福なのだ。
よき生まれとは何か。生来、徳の備われる人間なり。
私たちは常に命の短さを嘆きながら、あたかも命がいつまでも続くかのように振舞う。
我々に与えられた時間は、決して少ない訳ではない。ただ、活用していない時間が多いだけなのだ。
5
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