ルキウス・セネカ
2
あなたが生きていればいるほど、どうやって生きていくのか、学び続けるんだよ。
1
人を憎まずして罪を罰するのが、名裁判官である。
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アリストテレスも自然を相手取って、賢者には決してふさわしくない告訴を行っている。「寿命という点では、自然は動物たちに人間の五倍も十倍も長い一生を引き出せるように許しておきながら、数多くの偉大な仕事のために生まれた人間には、はるかに短い期間しか存続しない」。
他人に汝の秘密を守らせんとせば、まず汝自身が守れ。
人は教えることによって、もっともよく学ぶ。
快楽に浸る者は暗愚であり、高慢、過大な自己評価、他人へのさげすみ、盲目的で分別のない自己利益の追求、気ままなぜいたく、怠惰など、これらは快楽が生み出す最高の悪である。
もっとも厄介な奴隷状態とは、自分自身の奴隷であることだ。
3
万人を信じるのと万人を信じないのとは、間違いの大きさにおいて同じである。
仕事は高貴なる心の栄養である。
怒りは己に対する過大評価から生じる。
我々は短い時間を持っているのではなく、実は多くを浪費しているのである。人生は十分に長く、その全体が有効に費やされるならば、もっとも偉大なことをも完成できるほど豊富に与えられている。けれども放蕩や怠惰に浪費してしまったり、どんな善いことのためにも使われないならば結局最後になって否応なしに気づかされることは、今まで消え去っているとは思わなかった人生がもはやすでに過ぎ去っていることである。
困難は精神を鍛え、労働は身体を鍛える。
自分のことだけを考え、あらゆることに自分の利益を求める人は、決して幸福にありつけない。
人がいるところには必ず、親切を施す機会がある。
不幸な人の共通の過ちは、わが身に幸せが訪れることを、決して信じたがらないことである。
生きることは生涯をかけて学ぶべきことである。そして、おそらくそれ以上に不思議に思われるであろうが、生涯をかけて学ぶべきは死ぬことである。
重要なことは何を耐え忍んだかということではなく、いかに耐え忍んだかということだ。
ネロ。
神に見られているかのように人間の中で暮らし、人間が聞いているかのように神に話しかけよ。
人生より難しき芸術はなし。他の芸術学問には至るところに師あり。
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