本田宗一郎
1
老害は一線から身を引くこと。
こちらが望んでいること、こうやりたいと欲していることをスムーズに受け入れてもらうためには、まず先方の心を知らねばならない。こちらが悪ければ、悪い人間が寄ってくる。こちらが信用することによって、信用される人間が生まれる。自分の喜びを追及する行為が、他人の幸福への奉仕につながるものでありたい。
「世界的視野」とは、よその模倣をしないことと、ウソやごまかしのない気宇の壮大さを意味する。
当時、一生懸命がやたらと尊ばれた。たんなる一生懸命には何ら価値がないことを為政者は教えなかった。だから国民は一生懸命が価値を持つためには、正しい理論に基づくことが前提条件だということを悟らなかった。
2
失敗のない人生なんて面白くないですね。歴史がないようなもんです。
4
人生でも、企業でも、一度貧乏とか不況とかを立派にくぐり抜いてきたものなら、そいつはどこまでも信用できる。
人の真似をするな。何を食ってもいいが、自分のクソをしろ!
トイレをどのように扱うかで、その所有者というか管理者の心の一面が読み取れる。
自分の得意分野に集中するためにパートナーに仕事を任せることの大切さ。
身のまわりにいくらでも転がっている幸福から、自分のものを選び出し、それを最高のものに高めることだね。時間だけは神様が平等に与えて下さった。これをいかに有効に使うかはその人の才覚であって、うまく利用した人がこの世の中の成功者なんだ。
悲しみも、喜びも、感動も、落胆も、つねに素直に味わうことが大事だ。
年寄りが経営者であり続けるなら、せめて若い人の悪口を言わないという保障をしてほしい。もうひとつの注文は、時代の変化を勉強すること。やってみると、それが年寄りにとっていかに難しいかが良くわかる。徳川時代のように変化がほとんどない時代には、知恵なり経験則を持っている老人が長老として威張っていられた。現代は、あんまり世の中が進みすぎるものだから、わからないことだらけ。
3
長というのは組織上の役割を示すためのものであって、決してその人物の偉さを表すものではない。
嫌いなことをムリしてやったって仕方がないだろう。私は不得手なことは一切やらず、得意なことだけをやるようにしている。金をかせぐよりも時間をかせげ。
5
やってもせんに!とべ!
0
進歩とは反省のきびしさに正比例する。とかく他人にきびしく、自分自身に寛大なのは凡人の常だ。
人を動かすことのできる人は、他人の気持ちになれる人である。そのかわり、他人の気持ちになれる人というのは自分が悩む。自分が悩んだことのない人は、まず人を動かすことはできない。拝む心がなければ人は動かない。つねに素直に。
いろんなことを知らんことが、一番の知恵だな。
悩んだことのないリーダーには誰も付いてこない。
ユーザーの命を第一に。
本田宗一郎のすべての名言