私は睡眠時間を切り詰めてでも情報を集めることに精を出す。海外に出ても可能な限り自分の目で見、足で確かめることにしている。そうした情報の集積体が経営戦略を決定していくうえでの勘になる。
中内功
中内功のその他の名言
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営業をできなくてもいいから、明りをつけろ。暗いと物騒だし、神戸自体が沈んでしまう。営業できなくとも、明るいだけで安心感がわくものだ。少なくともダイエーグループだけは明かりをつめろ。
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広報でなく、広聴だ。私は発信するのは大嫌いです。我々がお客さんより上にあって発信するとか、東京から地方に発信するとかはちょっとおかしいのではないか。
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プロとは一つの仕事について一芸に秀でた人、一流になろうと努力している人のことである。今後、会社も自分を売り込むだけのプロの技術を持っている人が必要になってくる。
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国はつぶれないからね。企業はつぶれるから、リスクマネイジメントを考える。国は赤字国債をどんどん出して借金すればすむ。企業はそうはいかん。だから、情報に対しては企業は非常に敏感になりますよ。
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日常の生活の中にギラリと光る断面で、繰り返しのきかない場面にこそ人生がある。人間が生命をかける事業がそうである。自分を進んで危機に追い込んでいき、持てる全力を投入する。これが本当の人生である。
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我々はダイエーでしかできないことを、この国が本当に豊かさを実現するために、あえてリスクを冒しても実行していかなくてはならない。
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相手を憎んで、蹴落とすようなことは、私の性格に合わない。敵も自分から作らない代わりに、特定の人にべたべたとくっつくこともしない。あくまでも公明正大。堂々と渡り合う信念はある。