私は本心から危機感を感じています。「変革」ということを私が言いつづけているのは、決してトップの「変革のための変革願望」ではないのです。意見の対立=議論こそ必要。
出井伸之
出井伸之のその他の名言
-
これまでの日本の教育はメモリー重視です。本を読んで目に入った内容を頭に記憶し、手で再現する。単純な記憶型です。入ったものを加工し、違う形でアウトプットする回路が欠落しています。
-
「コミュニティ・オブ・インタレスト」は、日常とはまったく違った価値観に支配された場所と言ってもいいかもしれません。そこでは、財布の大きさすら換わってします。
-
ビジネスの答えはひとつとは限らないのに、日本全国で同じ答えを求めて学力テストをやっている。これは気持ちが悪いし、そんな人生はつまらない。
-
常に楽観的でハイなんて、生存本能から考えてもあり得ない。気を抜くと、誰でもネガティブな考えが頭に浮かび、言葉に出てしまうものです。気をつけすぎるくらいでちょうどいいと思います。
-
指揮者と経営者とは共通点があるなと感じました。孤独である。常に勉強しなければいけない。基礎に忠実な部分と、革新を意識する部分とが両立しなければいけない。人材育成への情熱。などなど。
-
自分の一生だから、自分で運転して責任をとる気持ちが大事です。自分はこれをやって本当によかったと思って次のステップに進むのと、会社は自分に何もしてくれなかったと後ろ向きの気持ちでいるのとは大違いです。
-
井深は会社の精神的支柱です。会社が生まれてきた素、DNAみたいなものですから、その精神に敬意を表さないと、会社がおかしくなってしまうと思います。
-
中国全体が巨大な供給過剰地域になっており、これからはまさに「所有」から「利用」の時代ですね。ソニーとしてもしっかり考えていかなければいけない課題です。