もはやニッポンはモノづくりでは勝てない。
出井伸之
出井伸之のその他の名言
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人の話を聞く姿勢がない人は、その先には進めません。生意気盛りの人にとって、おそらく耳に痛いことは聞き入れにくいものです。しかし、そうしたことを言ってくれる人がいるということは、とても重要なのです。
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マイナスの情報というのはどの会社でも入りにくいです。ですからマイナスの情報というか、第一情報がどういうふうに入るかというのは、会社としての健全性を表しているものと言えるのではないでしょうか。
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人の欠点は目立ちます。一方で、それを初めから指摘したのでは反発されるだけです。まずは相手の良い面を見つけて、信頼関係を築いた上でネガティブなことを伝えた方が、相手も耳を傾けてくれる。
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今、テレビのシェア争いをしていたのでは夢がないですよね。次にネットワークが出てくるのは確実なわけですから。そういったところで、どうやるか、という先の開発投資は必要だと思うんです。
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戦後50年は自動車や電機など消費財が伸びた時代。それが90年代に終わり、パソコンとインターネットの時代が来た。米国でアマゾン、グーグル、フェイスブックなどプラットホームの会社が伸び、日本は乗り遅れた。
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いくらいい製品をつくっても、外国企業の規格に合わせてつくるのでは下請け業者と変わりません。自分たちで規格をつくり、覇権を握ろうとする姿勢がいまの日本のメーカーにはありません。
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世の中の産業は、技術の発展とともにつくり方も何もかも変わってきています。にもかかわらず、いまだに20世紀の名残のようなことをやっている企業が少なくありません。
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私個人としては、やはり事業部長がいちばんやりがいがあって楽しかったですね。社長になると全体の責任を持たないといけないし、会社全体のムードを良くすることを考えなくてはいけませんから。
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ソニーが得意なのはAV、アップルはIT。二つのブランドは世界最強の組み合わせだ。アップルは今、基本ソフト「iOS」というプラットホームを使ってハードでもうけているが、その戦略はソニーになかった。
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日本を"IT不況"と言うのはおこがましい。本格的なITに移行できていない日本と第一次のIT革命を終えた米国を同列に考えるべきでない。