お客様は、仕事や家庭から離れた非日常的な世界観を求めてショーを見に来ます。彼らが求める非日常とは何か。それを必死に考えました。すると、他のショーでは見られないペアの組み合わせを考えれば喜ぶのではないか。スピード感溢れる高速スピンや、アクロバティックな演技を多く取り入れた方が分かりやすく、幻想的に映るのではないかなど、少しずつ新たなアイデアにつながっていきました。「お客様の目線で考えることの大切さ」は、プロの世界で学んだことの1つですね。
荒川静香
荒川静香のその他の名言
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どんな相手にも伝えたいことは届けないといけないですし、相手から届いたものだけをキャッチするのではなくて、しっかり観察して相手の意思を感じ取らないといけない。
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女子は特に、身体の成長とともにまずそこで一つの壁を迎えますので、いかにその壁を乗り越えられる選手たちが残っていられるか。あとは自分の力で乗り越えていかなければいけない。
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メダル獲得と公言して自分を奮い立たせる選手もいれば、メダルを考えれば力んでしまってうまくいかない選手もいると思います。自分を知っていないと、どんどん緊張の悪循環に置いてしまったり。
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自分がやってきた時代のレールを引いてくれたのは、それこそ佐藤有香さんであったり伊藤みどりさんであったり、時代の流れとともに先輩が敷いてきたレールの上にのってやってこられました。
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執着しすぎない人ほど結果を出しやすい。意識しすぎると、「失敗したくない」という思いが強くなってミスにつながるなど、実力が発揮されにくくなる。
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今日までスケートやって明日からやらなくなったとしても、今日満足に終われるというぐらいに毎日やって、それを積み重ねていきたいと思うんですよね。
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人生には波があることをスケートから教わりました。それを受け入れた時、過去の成功体験に固執しなくなりました。ですからどんな状況に置かれても、前向きに変化しようと思えるんです。