松下幸之助
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売る前のお世辞より売った後の奉仕、これこそ永久の客を作る。
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山は西からも東からでも登れる。自分が方向を変えれば、新しい道はいくらでも開ける。
仕事が伸びるか伸びないかは、世の中が決めてくれる。世の中の求めのままに、自然に自分の仕事を伸ばしてゆけばよい。
すべての国民が生き生きと仕事に励み、生活を楽しむようにするのが、政治の目的である。
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90歳になったら、中学校に入学したい。勉強したい。
実際、ああそれはいままで何度もやってみたんだが、できないんだ。と決め込んでいることが、我々の身のまわりには意外に多いのではなかろうか。ときには自分の考え、また自分をとらえている常識や既存の知識から解放され、純粋な思いつき、というものを大切にしてみてはどうだろうか。
経営が正しくなされれば、共同生活を向上させ、社会にとっても大きな貢献となる。経営というものは、人間が相寄って、人間の幸せのために行なう活動であり、芸術と同じように高く評価されるべきものである。
進歩は無限であるというふうに考えて、そしてそれと取り組んでいけば、際限なく進歩していくと私は思います。
人間万事、世の中のすべては、天の摂理で決まるのが90%、あとの10%だけが人間の成し得る限界だ。
小利口に儲けることを考えたらあきません。世の中にぼろいことはないから、結局流した汗水の量に比例して、成功するわけですわ。汗もかかずして、成功するということもたまにはありますけど、それはきわめて僥倖な人で、普通はない。
人間90パーセントまで運命によって決まるが、残り10パーセントはその人の意志によって変わる。
素直な心とは、他人の言葉に盲従することではない。その言葉の中にある正しさに従うことである。
憤慨すべきときでも憤慨せず、物事の奥を極めて、なすべきことをなす。それが実力ある者の仕事である。
経営というものは、手品でもなんでもない。ごまかしでなく、ひとつひとつキチンキチンと正しくやり、やがてそれで信頼してもらうということ。
土俵の何百倍かの努力を、毎日たゆまずやってはじめて、1分の土俵で勝負を決する際に効果が表れる。
毎日が新しく、毎日が門出である。
知識なり才能なりは必ずしも最高でなくてもいい。しかし、熱意だけは最高でなくてはならない。
無理に売るな。客の好むものも売るな。客のためになるものを売れ。
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一国の将来を卜するには、その国の、今、政治を担当している人が、百年先、二百年先に、こういう国家をつくるのだという、目標をしっかりもっているかどうかである。
みなが共存し、みなが繁栄する社会生活を生み出すためには、それぞれの好みを尊重し、また自らの持ち味を発揮して、各自が繁栄していく必要がある。社会性に反した無思慮な方法で競争が行なわれると、その結果、業界全体が収拾のつかない混乱に陥ることは、過去何回も体験してきたところである。
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