松下幸之助
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電算機メーカーは、日本では専門のがっちりした会社が1、2社あればよい。総合メーカーが片手間でやる仕事ではないように思う。いままでのことの成り行きでここまで来たが、ここで意地になってはいけない。素直な心で、自己判断、自己観照をしなければならない。そう考えてじっと耐えていたら、1年もしないうちに、「松下は賢明やった」という評判に変わっていったのである。
常に本日開店の気持ちを忘れない。
社長の熱心は、社員にうつる。熱心にやっておるから、皆がそうなる。我がことのように、皆がやっていくようになる。
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88歳のオレがまだ働いているのに、64歳で退くなんて早い。
叱ってくれる人を持つことは大きな幸福である。
今日考えたことは、その日のうちに実行する。
この電球はどこで光っているか知っているか?子供たちが絵本を読んでいる。すると、外が暗くなる。家の中はもっと暗くなる。そうなれば、どんな物語も途中で閉じなあかん。
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何か重要なプロジェクトを任せる時、熱心に仕事をする人と賢い人、どちらに任せるか。答えは熱心な人だ。
将来何か事を成そうとするのなら、まず先立つものは「信用」である。資本も大事だが、信用があれば資本は集まってくる。
成功の姿は、人によってみな異なる。
素直な心は、あなたを強く正しく聡明にいたします。
運命を切り開いたり、新しい発見、発明をするには、常識を一度破ってみることも必要である。
10人の人がいれば10人の人の知恵を借りる。100人の人がいれば100人の知恵を借りる。1億人いれば1億人の知恵を借りる。私にとってすべての人、ものがわが師である、という考えでやっている。
どんなに完備した組織を作り、新しい手法を導入しても、それを活かす人を得なければ成果も上がらず、企業の使命も果たせない。企業が社会に貢献しつつ、自らも隆々と発展していけるかどうかは、一にかかって人にある。
世の為、人の為になり、ひいては自分の為になるということをやったら、必ず成就します。
熱心は、人間に与えられた大事な宝である。そして、この宝は、誰にでも与えられているのである。
一方はこれで十分だと考えるが、もう一方はまだ足りないかもしれないと考える。そうしたいわば紙一枚の差が、大きな成果の違いを生む。
わからなければ、人に聞くことである。
当時、政府に200トンの木造船の生産計画があり、大阪府にもこれを割り当ててきた。結局、これを松下でやることになった。電器屋が船をつくるというのだからまことに妙ちきりんなものだが、それでも1日1隻を目標に半年ほどのうちに工場を建ててしまった。一心とは恐ろしいもので、町工場の古い機械をほごして持ってきたような設備でも、夢中になってやっているうちに6日に1隻ずつできるようになり、終戦までに56隻を水に浮かべた。
一軒のお得意を守ることが百軒のお得意を増やす。
松下幸之助のすべての名言