ジェイ・エイブラハム
0
値上げする方法はあります。値上げをしないことで企業が苦しくなり、お客様に提供する商品の質が下がってしまっては元も子もありません。気をつけなければいけないのは、消費税が上がったから値上げをするということが企業にとっては当たり前であっても、消費者もまたそれを当たり前と受け取るわけではないということです。ですから顧客を啓蒙しなければいけません。
1
相手に伝わらなければ、いかによいメッセージでも価値がない。
誰をターゲットにするかによって戦略は変わる。違うタイプの顧客には、当然違う戦略を立てる必要がある。
2
人に欺かれるのではけっしてない、自分で己れを欺くのである。
自分の価値をあなたが認識せずに、他人があなたを評価するはずがない。
表面的ではなく深く入り込んで考える。心から感情移入し、取引相手が何を理解し、尊敬し、どう世の中を見ているかを理解する。お客様が言葉では表現しきれない隠れた要望や懸念を見つけ出し解決する。その視点に立脚して初めて、マーケティングは正しく機能する。
売上不足で行き詰るのは、たいてい効果的な販売方法を知らないからだ。あなたが売っているもの、売っている相手、売っている方法を振り返り、そのやり方が市場をつかみ、初回購入とその後のリピート購入を動機づけ、納得させるもっとも効率的で生産的な方法なのかどうか見直す必要がある。
人生は、単なる瞑想によって成し遂げられる成果よりも、行動によって成し遂げられた結果の方が、より多い。
あなたが見ているデータは、過去の結果に過ぎない。未来が線形に進行すると予測するのは、本来不可能。
いきなり上手に何もかもできる人はいません。成功した人も、小さな失敗をたくさん繰り返してきたのです。
一番大きな取引と利益の間にはたいてい、予測可能な相関関係がある。過去にさかのぼって顧客が顧客になったきっかけを分析し、それから次のことを予測してみよう。顧客が将来、最も購入しそうなもの。購入する頻度。購入し続ける期間。以上三つの答えを知ることで、顧客それぞれの短期的長期的価値、ひいてはどのグループが他と比べてより価値があるかを分析する助けになる。
値上げに際して、お客様に三つのことを伝えるべきです。
まず理解してほしいのは、人間はみなそれぞれが特別な何かを持っているということ。何万人もの人々と対話してきて、私はそう確信しています。そのうえで、自分の得意分野を考えてみてください。
「自分はやれる」と信じること、そして「すべての人や物事に対して好奇心を抱くこと」で、心の炎を灯し続けてきました。みなさんにも、自分で自分の限界を決めつけたり、この世界をつまらないものだと思い込むことなく、みなさん自身の無限の可能性を信じ、モチベーション高く仕事や人生に向き合っていただきたい。
人生は愚者には困難に見えるとき賢者には容易に見え、愚者に容易に見えるとき賢者には困難に見える。
3
営業とは、人間関係だ。一番強固な関係を築けた人がその信頼関係によって相手に買わせることができる。人は、信用のできる、自分に一番似た人から買う。実際に売れそうな相手は、あなたを信用して何かを打ち明けようとする。単に情報が欲しいだけの顧客は、自分のことや自分が求めているものを伝えようとしない。
ビジネスでもプライベートでも、人と会ったら必ず、私との出会いでその人の人生が少しでも良くなるように心がける。そのためには相手が何を価値と感じるか知る必要があるので、相手を大切に思い、話をよく聞くようになる。
あなたが自分自身の人生の監督にならなければ、あなたの人生は他の誰かによって管理され、コントロールされてしまう。
市場調査は退屈で時間のかかる仕事のように思うかもしれないが、ビジネスで成功したいなら欠かせないプロセスだ。顧客がどのようなものに興味をひかれるのかを知る一つの方法だと思ってほしい。顧客の行動を観察して気付いたことから結論を導き出すという方法、それは、成功したい経営者やマネジャーが答えねばならない質問に客観的な答えを見つけるための方法なのだ。
人間はその狭い本性の中に愛と憎しみという二重の感情を必要とする。人間は昼と同じく、夜を必要としないだろうか。
ジェイ・エイブラハムのすべての名言